夢を見た。
相変わらず、あいつが出てくるのは碌な夢じゃない──
酒と夢。
手を取り合うのが下手な、ふたりきりの夜。
◆
いべりあWebオンリー(仮)、開催おめでとうございます&ありがとうございます!
たくさんの方に参加していただき、「これは書き下ろししないわけにいかねぇ!」と思って気合い入れて書きました。
イベリア愛してる!
◆◆
「一炊の夢」
…… 出世が思い通りになるという枕を借りてうたた寝した男が、一生の栄枯盛衰を夢で経験して目覚めると、眠る前に炊きかけていたキビさえまだ煮えていなかった。 ここから、人の世の栄華のはかなさをいう言葉。