話をつくるのむずかしいねぇ

こちらのブログ、毎月の更新を目標としていましたが先月忘れていました。ﾃﾍ

今回はこの前の9月のイベントで出した新刊について、「これで走れるぞ！」という段階に至るまでの話をしていきたいと思います。

※該当の本を読んでなくても大丈夫

※ネタバレはある

・もともとはヒカアグで新刊を出すつもりだった

5月ぐらいまでは前回同様ヒカアグで新刊を出そうと思っていました。ある程度描きたいことや重要なシーンのイメージは固まっていて、スマホにプロット（漫画にする前に文字でストーリーを書いていく工程）をポチポチ打っていたのですが、な〜んか上手くいかず……

というのも、ストーリーとしてアグネアが結構悩む→ヒカリの言葉や行動で解決する、という構成になっており、

前半の悩むパートが「話は作れるけど楽しくはない」状態になっていたんですよね。

なんでだろうなぁと思ったんですけど、

アグネアが真剣に苦しそうな状況が長く続くのが普通につらかったのかなぁと思います。

読むだけなら全然いいのですが、自分の原稿でやるとなると何ヶ月も向き合うことになるので…。

もちろん私が読みたくて生み出そうとした話ではありますが、創作でよく言われる「読みたいなら自分で書け」は上手くいかないこともあるのだなぁという学びになりました。

これは踏ん切りがついた頃のつぶやき

・同時並行で考えていたNPC短編集

ということで、同時並行で気分転換にいつか描けたらいいなーと思ってたNPCメインのネタをもとにプロットを作り始めました。

当初は

「パーラとミッカがク国で服を作って売り始める話」

「ギルとジゼルが『良いステージとは？』を議論する話」

「サースティとフロイドが強制的にバカンスを取らされる話」

の3つを考えていました。

（あとメリア&温室組もちょっと構想がありました）

これらの話には一応共通のテーマを設定していましたが、

すべて短編ということもあり、なんというか全体的に弱い印象の物語になってしまうと感じました。どうしたものか……

・パーティチャット「新ステージ」

そんな折、パーティチャットをなんとなく見返していた中に問題の「新ステージ」がありました。

（ちなみにこのページはパティチャ原文ママです、気づいた人はすごい）

これだ！！！！！！！！

この新ステージ＝「シルバー・ダンスホール」にすべての話を集約させれば、

「実は物語が繋がっている」というワクワク感も生まれ、

読み終わったら忘れられてしまいそうだった各話の印象も強まります。

パルテティオとアグネアが噛んでいるおかげで他主人公たちも物語に絡ませやすくなりました。

方向性とおもしろくなるイメージがはっきり見えて、ここまで来てやっと「原稿走り出せるぞ」という状態になりました。

どうしても自分で描くには難しい展開もあること、

これだ！と思う何かがあればサクサク進むことなど、

まだまだ二次創作同人誌2年生なので新しい発見の毎日です。

ちなみに次のイベント参加は3月大阪を予定しております。

新刊はヒカアグ。

上述のネタとは別モノで、アグの悩むターンは極限まで減らして前向きな感じの話になりそうです。よく考えたらアグネア悩ませる男とか許せないもんな〜！！！！！

オクトラ0とのバッティングにより工数捻出が最大の課題です。無理な気がしてきた……