野良着・作業着の袴
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江戸時代に入る前は、都市部の庶民でもこういった袴を着用していました。
男性が袴を着けない「着流し」で外出するのが一般的になったのは江戸時代に入ってしばらくした後です。
庶民の装束は、名前や形などもあまり正式には決まってなくて結構ゆれがあったりするようです。
大抵は前ひだが三本、腰板はなく、袴紐は別裂(べつきれ・別布)のものが多かったようです。
「軽衫(かるさん)」はポルトガル語で「ズボン」を意味する「calção(カルサン)」が語源と言われています。
現代のファッション用語の「カルソンcaleçon」はフランス語だそうですが語源は一緒です。