公開投稿

2024.12.14 00:42

【終了】展示のお知らせ space caiman Creator Museum 01



平素より大変お世話になっております、独楽子です。

ワニマガジン様主催の合同グループ展「space caiman Creator Museum 01」にお誘いいただき参加いたします。

ギャラリースタッフおすすめの作家のひとりに選んでいただきました。光栄すぎる……ありがとうございます。

書き下ろし新作4点で参加します。画集などもたくさん置いていただきます。


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会期 2024/12/14 (土)~12/27(金) 休廊日:水曜日

   12:00 – 20:00 (最終入場19:45)

   東京都渋谷区神南1-13-4 IDOビルB1


・販売について

 今回は全ての作品が販売可能です。

 A3サイズの作品のみ、お渡しは来年の5月以降になります(個展終了以降)。

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展示する作品について

「天使には難しい問題」

サイズ:A3

額装:大衣サイズ

価格:90,000円(額装込み)

使用画材:鉛筆、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙細目


バラバラの白いパズルを法則性に倣って綺麗にはめ込んでいく作業は悪夢のようです。適材適所という言葉は道具みたいだ。私もあなたも材料ではないし、向いていないからと言って生きることをやめられるだろうか?

天使は神の使者にすぎない。救済を与えられるべき場所として用意されている椅子には誰にも座れない、天使が考えた清貧の基準には誰も叶わない。そして社会は個人に課し続ける、自己責任という名の重みを。

あなたは天使ですか?



「光の遺骨」

サイズ:A3

額装:大衣サイズ

価格:85,000円(額装込み)

使用画材:鉛筆、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙細目


※自殺に対する言及があります

ある映画を観ました。過酷な労働に耐えかねた人が自分が自殺をすればこの工場は止まるだろうと考えて本当に死んでしまう映画でした。工場は数秒しか止まりませんでした。

この絵は入水自殺をした天使たちの光輪を天使が拾っているところを描きました。ゴミ拾いのようですね。実際ゴミ拾いなんでしょうね。倒れた椅子には誰が座っていたんでしょうか。砂浜に影のように広がる足跡は傷のようで、しかし波にさらわれればすぐに消えてしまいます。

いつか自分も波にさらわれて消えていく足跡の一つになるんでしょうか。そうなる前に何ができるんでしょうか。


「海の痕跡」

サイズ:2L(127×178mm)

額装:インチサイズ(203×254mm)

価格:25,000円(額装込み)

使用画材:鉛筆、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙細目


天使の光輪が肋骨のようになっているところを描きたかった絵です。結局天使のような神聖な存在も死んでしまえばみな同じなのかもしれません。

命は循環します。私が私であったこと、あなたがあなたであったことを忘れて。



「影の傷跡」

サイズ:2L(127×178mm)

額装:インチサイズ(203×254mm)

価格:25,000円(額装込み)

使用画材:鉛筆、アクリルガッシュ、透明水彩、アルシュ水彩紙細目


「天使には難しい問題」の関連作品として描いた絵です。リボンが解けばらばらになる様子は、世界にあるあらゆる分断や溝を象徴しています。それでも天使は薔薇を育てます。自らを傷つけながら。

薔薇はなんのメタファーですか?あなたにとっては救いであるといいですね。天使にとっては痛みでしか無いようですが。



展示作品は以上4枚です。よろしくお願いします!

最近はデジタルアナログ混合の展示に出させていただくことが多くドキドキです。

筆致など感じていただける原画作品になっているのではないかと思いますので、ぜひお越しください~


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関連リンク


Déesse space caiman shibuyaさんXアカウント→https://x.com/DS_spacecaiman