試運転は翼の生えた文房具たちの在る風景の中で(Test run in a world with winged stationaries)

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(あるC.T.R.ウォッチャーの話)
「C.T.W.(Colour-Trash World、以下C.T.W.)には
C.T.R.(Colour-Trash Railway)の
列車に電力を供給している
羽鉛筆を始めとして
数多くの翼の生えた文房具・事務用品が
存在しているのだが、
そんな彼らを目当てとした
サービスや市場というものもまた、
大都市を中心とした
C.T.W.の各地に存在している。

向こうに見える
手回し式の鉛筆削り器を流用した建物では、
鉛筆の芯を)削るサービスを無料で行っており、
通りすがりの芯の丸くなった鉛筆達が
翼を羽ばたかせながら、
先端を尖らせる姿をよく見掛ける。
他にも
尚、シャープペンの芯を補充したり、
ボールペンのインクを補充を行ったりする
サービス等もある。

ペン等よりもさらに大きなものは
建物に転用されたりする事が多く、
前述の鉛筆削り器のみならず、
その手前の線路沿いにある
セロハンテープを転用した建物も
その一例である。
屋外のセロハンテープが張られている
バルコニーのようなフロアには、
テープカッターがそのまま残置されており、
立ち入り禁止となっているらしいのだが、
「カッターにさえ触れなければ大丈夫だろう」と
立ち入る者が後を絶たないのだそうだ。
その近くに停まっている
荷台部分にホチキスを取り付けたトラックは、
何処でも
大掛かりな文書を留められるようになっている
所謂"移動式ホチキス"の一台なのだが、
文書のみならず紙を見たら
何でも全て留めたがる...と言う習性があるらしい。

定規を流用した高架線上では、
工場で落成したばかりの新型車両が
試運転を行っていた。
C.T.R.に
投入される車両は皆そうなのだが、
羽鉛筆を伴った本線上での走行に
徐々に慣らして行く...と言う
プロセスを経てから、
本線上で営業運転に就いている。
この車両も最初は
加速時やブレーキ時等での
通電のタイミングのズレが
何回かあったようだが、
それも徐々に是正されてきているのだそうで、
このまま順調に進めば来週には、
営業運転に就く事が出来るのではないか....とは
"事情通"の弁である」

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In a cityscape populated by winged Stationery,
a new train is undergoing test runs
accompanied by a winged pencil.

(※DeepL翻訳を使用・一部改変しております)
(DeepL translation used and partially modified)

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完成後にA4(210×297)サイズ程に
切り取った水彩紙に、
水彩絵の具(、顔彩、ポスターカラー)、水彩色鉛筆で
描いたもの。

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