待宵は褪せぬ面影と(4)
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「――夏祭り行きませんか、一緒に」
追い求めていた記憶の中の彼女と、目の前に現れたノアのそっくりな容姿が頭から離れない透。
まさか同一人物なわけがないと理解しつつも、落ち着かない透は、ノアの店へと出向き……。
霞む記憶を手繰り寄せたその先で、もう一度あなたに会えますか――。
時をかけて再び出逢った二人の、特別な愛の物語。