無能と呼ばれ廃棄された聖女は、竜大公から寵愛を受ける(3)
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「最初に見たお前の笑顔が美しいからだ」
アルフォンスの真っすぐな言葉は、むしろリディを追い詰めてしまう。自分の笑顔に価値などなく、ましてや大公の妻に相応しい身分ではないと心苦しさを感じてしまうリディ。
アルフォンスの期待に応えられる存在ではない……その想いを彼に伝えると――。
国から廃棄された聖女と孤独な竜大公が紡ぐ、異種族ラブファンタジー。