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2025.04.18 17:00

球詠第17巻感想その2

第17巻 感想その2です。 1はこちら


それでは前記事の続きの第99球からいきましょう。



■第99球


世界60億人の理沙ファンが目を疑ったサブタイトル。

息吹美咲の連合視察回です。


大場さん初登場。この誘うような制服の着こなしに心揺れる読者。

デカすぎて服が入らないにもほどがあるだろ…(違)


前話、抽選会にいた長瀞の子もシャツのボタン留まってませんでした。

大場さんもシャツのボタン留まってません。長瀞高の風紀はどうなってるんだ…


上里の面々に「座学」と称して体をまさぐられ(そうにな)る息吹お姉ちゃん。

これも「座学」だから仕方ありません。座学ですか。ええ、誰がなんと言おうと「座学」です。


荒っぽい神川に、ただの野球好きの長瀞。

…ほんとにただの野球好きかな?


息吹に「他の二人」について言及されると目をそらす大場さん。

美咲の前でエースの投球にダメ出しをして油断させようとする大場さん。

瞳からハイライトがついに消えます。戦いはすでにはじまってる…


帰還した美咲から報告を聞く蘭々京子。

期待した話とは違っていてがっかりするふたり。期待ってなんだ。

ふたりは美咲が抜け駆けして息吹お姉さまとチュッチュしてていいのでしょうか。

いや、そういう性(?)の概念なのかな球詠の世界は。なるほど(何)


しかし新越谷なら一服盛ることもやりかねないと言う大場さん、

ホントに、本当ーに、新越谷高校はなにをやらかしたんだ???


息吹は「いなかった二人は隠し玉かも」と告げますが

芳乃は「これで油断しなくてすむ」と満足げ。ホントかな?


いよいよ背番号発表のときが近づく新越谷。

待ちきれず自分で背番号作りかけてしまう瑞帆。そんな人いる?

自分のユニに自作の6を縫い付けて来て、稜先輩を煽る気でしょうか。



その前に大会前練習試合シリーズの締め、幕鈴学院との練習試合です。

幕鈴は第53球以来の再登場。昨年夏の全国覇者でしたね。その時は埼玉代表の咲桜を破ってました。

ユニフォームの感じから、おそらく栃木県の強豪・作新学院がモチーフだと思われます。


その幕鈴に、プレゼンの動画つきで練習試合の申し込みをしたらしい芳乃と藤井先生。

「ども新越谷っす。ウチも咲桜破ったんすよ、まあウチは『完全試合で』、でしたけど、ねえ…?(ニチャア)」

と煽ったかどうかは定かではありませんが、日本一の学校が謹慎明けの学校の申し出を受けてくれるとは芳乃のプレゼン能力の高さがよくわかります。


それからホワイトボードに書かれた練習試合の一覧をよくみると、藤原18、大村5、中村9と書かれてますね。

おそらく本塁打の通算本数だと思われますが、理沙は18本も打ってるんですね。さすが四番。

本編で理沙のスタンドインの描写は久しく無いと思うので、どうです、そろそろこの辺で、1本。

あと希が白菊の倍近く打ってるのも意外です。白菊は最近にも場外に飛ばす描写があって稼いでるイメージありました。

白菊の打席の出番は減ってるいっぽうで、スタメン率の高い希が長打も狙うようになりましたから、

その辺で数字に差が出てるのかもしれません。

そういや息吹と稜も春は打率三割超えてきてましたし、今夏のしんこし打線に期待大ですね。


打線だけではありません、全国優勝の幕鈴相手に好投する光。

そしてあの球で幕鈴を驚愕させるヨミ。

いままで埼玉県内の描写がほとんどだったので県内で強豪になれても全国となるとどうなのかなと思ってましたが、

左右のエースふたりとも、きっちり全国レベルにまで力を伸ばしてきていることが分かります。


どっちがいいとか優れているとかではなく、誰かに依存するのではなく、

チーム一丸となって頂点を目指すチームに。


与えられた背番号。

そこに、チームのみんなを感じるヨミ。


ひとり反発するも、しかしヨミの投球に勝負したい本能が反応してしまう希。

希からヨミへ、コマをまたいで託されるボール。

光から諭され、本音は心の奥底に。

今は自分の本能を信じて、ボールとともにヨミにエースの責務を託します。


そして、しんこしの選手たちは、

練習試合用の「背番号のない背中」から、大会用の「背番号のついた背中」へ。

新越谷高校は最高の状態で大会に臨みます。



…果たして…ほんとに最高の状態かな…?



余談ですが菫たちが背番号渡されてほっとする場面で、

稜ちゃんが後輩から見えないようにほっとしてるのすごく好き。




■おまけまんが3


ええ話からの落差よw

抽選会で小町が取り出してたバット、小町のじゃなくて希のマイバットだったのか…

以前美咲が緊張して借りてた希のバット、後輩からも存外気軽に扱われるようになりましたねw


なにげに光がこんな感じでぷんすこしてるお姿は初な気がします。希と勝負したときの突き放す感じとはまた違って包容力を感じます。

私も光先輩に「もー!」とか怒られたい。怒られるためだけに入部したい。




■第100球


扉絵は全員集合。

そう!連載100回到達記念回です!!(拍手、紙吹雪)


笑顔の理沙がヨミタマと同じ最前列なんてもう最高ですね~~~

ありがとうございますマウンテンプクイチ先生!神!


メンバーと監督だけでなく、将棋部の2人に、理事長まで。

次の200回記念のときは更に人数が増えてるかもしれませんね!


1000回連載めざして、我々も応援しております!


そして次は来年の連載10周年記念ですかね。

こちらはきらら編集部のほうで、記念のなにかが、あるといいなあ(チラッチラッ)



さて、本題に戻りまして。ついに始まりました。夏大会

シードの新越谷は2回戦から登場。抽選でおなじく2回戦からとなった連合と初戦を戦います。

舞台は、さいたま市営大宮球場。


のっけから2点リードされてて目を疑う我々読者。

最高の状態なんて誰が言ったんだ?あぁん?スイマセン私です。


不意に強者スカウターが発動してしまった小町、打ち頃の直球を真ん中に投げてしまい内村さんに被弾。

その前にも走者を出していて小町は不安定な立ち上がりに。


あんなに「油断せずにすむ」と意気込んでいた芳乃、「油断したかなあ」と頭を抱えます。


逆に、しんこしが最も警戒していた偽りのマネージャー、四番の大場さんはスイングが素人。

バットに振らされてるポンコツスイングでいとも簡単に三振します。

これには美咲もショック。

…振り返ると実はなんもないのに怪しさを醸しながらネクストに座っていた大場さんかわいいな。


2点を先制された新越谷、1回裏の攻撃は一番の怜から。

マウンドには見たことのない巨…背の高い選手が。


連合の先発・大田さんは、長身でオーバーハンドの一番高いところから投げ下ろしてくるというエグい角度の投球をしてきます。

それでいて、すごい球が来そうなのに球威が無いというのがまたやっかい。


怜をはじめしんこしみんな口を開けて見上げる始末。

一番怜、二番菫、三番光と全員内野ゴロに打ち取られます。


大場さんは去年の梁幽館相手の新越谷の戦い方を参考にした模様。

当時の新越谷も、できることを忠実にプレイしようとしたり、エースのヨミを温存して隠し玉にしたりしていましたね。

一年前はチャレンジャーの立場だったしんこし、今は真逆の立場に。


小町は2回から本来の投球に。追加点の望みが遠のき、連合のメンバーたちは早くも意気消沈し始めます。

三振している背番号2、連合の捕手伊藤さんのスイングも腰砕けで、どうやら神川の選手以外はまともにバッティングができそうもありません。


2回裏新越谷の攻撃、

先頭の四番理沙の打球もゴロにはなりますが、持前のパワーで打球速度がつき、反応できないサードの脇を抜けていきます。


五番珠姫の打席でエンドラン。捕球したショート樋口さんは二塁に投げればゲッツーが狙えるところ、逡巡することなく一塁でアウトを取ります。

ランナー理沙の溢れる圧に負けたのでしょうか?(ちがいます)


ここで六番稜が相手を試すドラッグバント(※ちょっと前に押し出すバント)を敢行。

わざとピッチャーとセカンド、どっちでも取れそうなところへ転がします。

ところがどちらでもなく、わざわざ遠くからショートが捕りに来て一塁アウト。

これでピッチャーもセカンドも守備がヘナチョコだと判明しました。

それにしても稜ちゃんの「ピッチャーも怪しい」と踏んだ洞察力、かつ正確なバント技術…ちょっと感動しました。

もうスタメンから外せない選手になりましたよね。まあ本人にそんなことを言うと調子にのりそうではありますが。


七番詩織はここまでの大田投手のピッチングを見て、強いスイングで対応を試みますがやはりゴロに。

バットに引っかけたようなので、スイングが速すぎたのでしょうか。

芳乃も何か感じとった様子。

そして試合を観ず芳乃しか観てない希


緊張の面持ちで戦況を分析する美咲。

芳乃はツキの無さを認めつつも打開できそうだと今のところ楽観視しています。

試合は連合が2点リードのまま、3回の攻防へ。


■第101球


連合チーム、神川・上里・長瀞のお話から始まります。

連合は各校に選手が部外者含め4名ずつしかおらず、その中には三年生もいることから、この夏で敗退すると、この三校で再連合しても人数が不足するため、また違う学校と連合を組むことになります。


合同練習する三校。

現実的でドライな神川の樋口さんに対し、

熱く可能性を語る長瀞の大場さん。

上里の後押しもあって「できることをやろう」とチームの結束を高めます。

樋口さんもやる気に。


その樋口さんは自分の学校のサッカー部を訪問しフィジカルモンスター内村さんを説得。

壁(フェンス)ドンからの土下座で拒否できない雰囲気づくりに成功、

内村さんのチーム入りを勝ち取りました。


一方大場さんも同じ学校にいる大田さんに問答無用で直撃

おそらく大田さんは野球部在籍ではなくしばらく野球から身を退いていた模様、ですかね。

ともかく最後の夏が始まるから経験者なら来いや、と。

かくして隠し玉にして最大の戦力2名の補強に成功し、満を持して新越谷戦に臨んだ連合。


ここまでのところ新越谷の意表をうまく突いて試合を有利に進めています。

しかし三回裏、二巡目となる一番・怜の打球はサード正面を突くもそのグラブを弾いて内野安打に。

先の理沙の打球も反応できなかったサード安部さん。やはり強い打球には慣れてなかった模様。


ここで、詩織と菫によるよくわかる解説


強豪とばかり練習してきた新越谷は、あまり強くない投手との対戦は逆に慣れてません。

大田投手は遠目からボールを手放して投球するスタイルで、これはなるべく前目でリリースしようとする強豪の投手たちとは真逆のスタイル(大田さん本人はその辺の自覚なし)。打者が「もうこの辺にボールが来てもいい頃」と思ってバットを振っても実はまだ狙ったところまでボールが到達していません

そのため実際にバットに当たるのはもっと投手寄りの位置で、ちゃんとバットに当てられず、いわゆる「引っかけて」ゴロになっていた模様。


二番・菫は自分でこの微妙な差を修正して、見事打ち返します。

菫は入部の頃からは考えられないほどの巧打者に成長しましたよね。こうしてことは希くらいにしかできないと思ってましたが菫がさらっとやってしまうとは。


三番・光もタイミングを補正して強振しますが打球は不運にも定位置のセカンドのグラブへ。

ジャストミートすると打球が飛ぶところに守備が配置されているのが野球なので、しょうがないところではあります。

若干芳乃に焦りの顔が浮かびますが、まだ大きな対策は打たない模様。

芳乃は普段から野球は確率のスポーツという意識が強いので、我慢すればいつかは爆発すると信じているようです。


四回表、連合の攻撃は、前の打席、レフトスタンドへアーチを放った内村さんから。

しかし珠姫の得意の強気のリードが小町を変えます。


小町は、強打者と真向勝負して気持ち良い瞬間を迎えたいという深層意識により、勝負を避ける投球をさせると気持ちの折り合いがつかずすっぽ抜けて真ん中に入ってしまうことから、

強打者相手には初めから真ん中勝負を、それも強直球で投げさせるほうが力が発揮できて有効、なようです(※私の勝手な解釈です)。


かくして小町はヨミから教わった強直球をタマちゃんのリードで連投、

みごと内村さんを三球三振に切って取りました。

打撃陣唯一の得点源だった内村さんが一年生に三球三振を食らったことで意気消沈する連合ベンチ。

これにより、もう一点も取れない、翻って「失点はできない」というプレッシャーが彼女たちにのしかかります。



四回裏の攻撃、四番・理沙もタイミングを修正して大田攻略を図りますが、残念ながら渾身の内野ゴロに。

ところがショート樋口さんとセカンド高濱さんがお見合いをしてセンター前ヒットに。


樋口さんに注意されてイラっとする高濱さん。あんなに仲良さそうに写真に写ってたふたりに亀裂が…。


続く五番・珠姫のバスターは、前目に守備を構えたサード安部さんを強襲するヒットに。

だんだん連合の守備が堅実でなくなってきました。


六番・稜は走者を進めるバント、

ところがこれを拾った大田さんは一塁ではなく二塁走者の三塁到達を止めようとサードへ送球、

これが悪送球となってしまい、二塁走者だった理沙が三塁をまわって本塁生還、ついに新越谷が一点を返しました。

大田さんも冷静であれば失策しなかったでしょうが、理沙の走塁の圧に圧倒されたのか(ちがいます)、やはり一点もやれないプレッシャーに焦りがでてしまった模様。

これには稜ちゃんもしてやったり。盛り上がるしんこしベンチ、ヤバげな雰囲気が漂い始める連合守備陣。

大場さんは大田さんが大崩れする前にエースへ投手交代させるか、考え始めます。


おまけまんが4以降はまた感想の続きにて。