公開投稿

2025.05.01 15:00

【試合の感想】球詠第105球

我が神プクイチ先生…

そう…きましたか…!(グギギ)


うおわああああああ

あああああああああ

ああああああああ(省略)


…いったん冷静になって、第105球を振り返りましょう(ハァハァ…)。



その前にまずフォワードの表紙です。今号は7カ月ぶりの球詠表紙。制服姿のヨミタマ。

タマちゃんのアイスを横からひとくち食べちゃうヨミ。このあと間接キッスになっちゃうタマちゃんはお顔真っ赤。

という、やたらきゃわいい日常のワンカット。


このあととんでもない試合が待ってるとは思えません。


それにしてもタマちゃんが大事に持ってるアイスはひとつだけなのに、

ヨミが持ってるアイスはわがままにもふたつ。

ヨミは早めに優柔不断をやめてひとつだけ愛すほうがいいんじゃないですかねえ…?


ちなみにこの表紙の素敵なイラストは、今回もフォワードの読者プレゼントで図書カードになってます(電子版は対象外)。



さて、ここから本編です。


今回の球場は越谷市民球場。

ここまでさいたま市の市営大宮球場、市営浦和球場ときて今夏最初の越谷での試合です。

地元しんこしのスター、希の打撃を見ようと球場には姫宮の名前も知らないにわk…お客さまが多数集まっている模様。


まず先攻新越谷。

姫宮の先発は岸田投手。

姫宮は前の武蔵南戦では投手を総動員して延長タイブレークを乗り切っています。

この試合誰が先発でもおかしくありませんでしたが、前回のような元しんこしの意地を優先して今回も美月が先発完投、ということはしないところに、今回の姫宮のマジモードが窺えます。

二巡三巡と対戦が回ってくる可能性があれば一巡目は様子見ということも出来ましたが、姫宮の投手陣が一巡ずつの継投とみたしんこしは、様子見はせず初回から攻勢に打ってでる構え。


ショートを守る小陽がピョンピョン跳ねてる最中のプレイボールで試合開始。

一番打者菫が粘って球数をかせぎ、岸田さんに球種を投げさせ、そのうえ四球で出塁という完璧な試合の入り。


二番希は死球。球詠には珍しくお腹に当たりますが、バキバキに割れてる腹筋がガードしてくれたおかげでとりあえず大きな怪我はない模様。…とか言って実はダメージあってあとで響いてきたりしないよね...?

希の活躍を観にきた淑女たちから恒例の汚いヤジ声援が飛びます。金だろ!


三番怜。基本に忠実なセンター返し。キレイな弾道は、しかしこれは美月の真正面。

この美月の捕球シーン、なぜかわかりませんが私ものすごく好きです。勢い?構図?体のラインの美しさ? なんだろう、ともかくまじめにすごく好き。


この試合の四番は理沙。本人にもまだ今大会まともなヒットが出てない自覚がある模様。がんばれ。

とにかく強い打球をと強振するもサードのギリギリ守備範囲。この辺、姫宮から連合あたりとは違う守備の質の高さを感じます。


五番は光。しっかり打ち返すも、守備力も評価高いショート小陽の、逆シングルからのジャンピングスローで二塁封殺。


岸田投手の球にはしっかり適応できているものの、ことごとく守備にからめとられ、初回の新越谷、走者2人残塁。

ここで京子になにかを話しかける美咲。

この試合も美咲は基本的に芳乃の傍にいて、他の子たちとは違う角度で戦況を分析している姿が描かれていますね。


新越谷の先発は光。

三年生仲間の理沙と怜、そしてエースの座をお互い争ったヨミの姿。

チームメイトたちへの様々な思いを胸に、三年生にして初めての夏のマウンドに臨みます。


姫宮の打順一番はサード原さん。秋の対戦時は二番打者でした。俊足巧打タイプかな。

内角ストレートをていよく詰まらせまずワンナウト...かと思われた打球は1塁ベースに当たって光には不運なヒットに。

走り抜けた選手が違う子になってるのはご愛嬌。


続く二番ファーストの呂花さん。秋は五番打者で、当時の試合前に「しんこし嫌だね」って言ってた小陽たちに「ミーティングですよー」って声掛けてた子ですね。

仲間を鼓舞する主将の小陽。どうやらタマちゃんのリードには癖があるようです。

以前梁幽館戦では吉川さんに「困ったらインハイを要求しがち」という癖を見抜かれてましたね。

まあ今回の指摘の三球に一球程度は内角に直球というのは分かってても結構シビアな配球な気がしますが

しかし「当たりさえすれば何か起こる」のが野球。

呂花さんの打球はライト白菊の前に落ちるブルーパー。

いや~な感じが漂い始めます。


三番打者は因縁の相手、主将の金子小陽。

試合開始前の回想。攻撃の表裏を決めるじゃんけんの後でしょうか。

昨秋の再会時はかなり気まずい感じでしたので、今回は怜はできるだけ明るくいこうとしたのかもしれません。いっぽうの小陽はむしろ前回くらいの緊張感を欲していた模様。

これはふたりの、というよりは、新越谷と姫宮の姿勢の対比でもある気がしますね。

その小陽が狙うのは光のスライダー。

直球なら他の子でも前に飛ばせるので、キレのある変化球は小陽が狙う役割分担なのでしょう。

狙いすましたスイングで打ち返した打球は、怜の横を抜けてタイムリー二塁打。

先のふたりの打球の行方は不運でしたが、あの怜がめいっぱい飛びつかねばならないところに落ちたということは小陽には完全に打ち崩されたということです。


四番は前回理沙と四番投手対決をしたセンター吉田美月。その打球はライトへのフライ。

しかし三塁走者呂花さんがタッチアップで還って姫宮2点目。この間に小陽も三塁へ。


これ以上失点したくないタマちゃんは内野に前進守備を指示。

ベンチの美咲は三振を希望。バットに当てられなければ基本的には何も起きませんからね…光珠姫バッテリーなら後逸の可能性は低いですし

まあ、しんこしは1年生が入ってくる前に日本一合宿でいろいろな自信を着けてます。期待値は十分なはず。


そして秋対戦時はセンターに就いていた五番ライト後藤さんが右打者には打つのが難しい光のチェンジアップを引っかけてゴロ。

ところがこれが前進守備の理沙と稜の間を抜けてゆきレフト息吹の前まで転がるヒット、3点目のタイムリーに。

前進してなければどちらか余裕をもって捕れていたと思われ、シフトが結果的には裏目に出てしまいました。


盛り上がる姫宮ベンチ。

対照的に活気が消え、巣が見つかってしまった雛鳥たちのように身を寄せ合う新越谷ベンチ。かわいい


希がいつになく心配そうに光を励まします。

希にとっては失点そのものより光先輩の苦しむ姿を見たくないのです。


と、今話のお話はここまで…


「初回3失点!!!」←今回!マーク多くないすか、神(グギギ)


▼姫宮戦 今回の第105球終了時点の打撃結果



あ゛あ゛あ゛ぁッ、つらい…!!

私も三年生たちのつらそうな姿は見たくないのです。

いつもイチャイチャしててほしい(※試合中です)


でもまだ試合は始まったばかり。

試合通して三失点なら普通のことです。ええ。それが初回にドカっと来ただけのこと。


…とはいえ、私などはちょうど連合の大場さんが絶望した顔になったところでお話がいったん切れたのを思い出して、今回のしんこしをそれに重ねてしまいます。

その連合戦でも、昨年夏の挑戦者であるしんこしの立場が今夏は真逆になって他校から追われる立場になっているという話をしましたが、

昨夏は下馬評では勝ちが揺るがなかった梁幽館を破るジャイアントキリングを成し遂げたのがしんこしだったのですから、

今年、今度はそれをしんこし相手にやるのが姫宮というのも別になんら特殊な話ではないのです。


当時(4巻第22球)、新越谷戦に臨む梁幽館の面々が相手を下にみる様子に中田さんが懸念を示し、杞憂でなければと憂慮していましたね。

そして立ち上がり、気合の入ったタマちゃんが出塁した勢いのまま新越谷が先制、梁幽館に気まずい雰囲気が流れそのままズルズルいくことになりました。

なんとなく、今回に通ずるところがある気がします。


もちろん今回のしんこしには当時の梁幽館のように露骨に相手を見下す様子はありません。

しかし程度の問題とはいえ、「まあシード相手じゃないなら、なんとかなるだろ」という気の緩みが、今のしんこしにもある、のかも、しれません。


かくいう私も前回の西堀戦の感想文で、本格的な試合はシード校とあたる5回戦(姫宮戦の次)から~というようなことを申しました。

こんなのは私が姫宮を通過点としてしか見ていない証左です。あたしってほんとバカ。


ちょっと前向きになれるかもしれない点を挙げてみましょうか。

1回表の攻撃が光で終わりましたので次の回の攻撃は稜ちゃんからです。

前年、姫宮と戦った秋大会では大会通して主に九番を打っていた稜ちゃんがこの夏は打順をあげて六番を任されているのがうれしい。

個人的には一番か二番を任せてもいいくらいだと思ってます。そしてゆくゆくは菫と腐れ縁一・二番コンビに…!

学年が上がってから急激に頼もしくなった彼女が、初回の菫のように突破口を開いてくれる可能性があるかなと思います。

「先輩たちがやりにくいなら、私たちが活躍しないとだな!」って前の姫宮戦のとき稜ちゃん言ってましたもんね。


そして今回はスタメンに入っている白菊。彼女は元々いきなりセーフティバントを試みたり意外と自由な打撃をしてくれます。

そしてそれでもダメなら、困ったときの息吹お姉さまが下位打線の最後に控えています。


流れが悪いときは相手を揺さぶって揺さぶって揺さぶることで攻撃のリズムを変えることも可能です。

怜たち三年生は打席でとにかく強く叩いてシフトの間を抜くことに執着しています。

もちろん理想はその通りですけども、こちらの流れが悪いときに猪突を繰り返しても仕方ありません。

時には緩急をつけた工夫というものがあっていいと思うのです。


私個人としてはこの展開は本当に

「ハードラックとダンスっちまっただけ

と受け止めていて、2回以降は普通にしんこしの攻撃が続くんじゃないかと、希望的観測を持ってますけども、

「私はね偶然は2回までなら許すことにしてるんだ、

 でも3回となったらこれはもう偶然じゃない、なにかあるんだ」

とは、とある漫画に出てくるセリフなんですが(うろ覚え)、連合戦・西堀戦ときてこの姫宮戦、もう3試合目です、

前話のミーティングで息吹が怜の様子に首を振っていたこと、

今話のベンチ内で美咲と京子ちゃんがなにごとか密談していたこと、

このあたりも気になるところでして、

なにかしんこし側にも問題があるのかもしれませんね…?



咲桜戦直前の突然のヤミ化ヨミ登場で1カ月待たされた時もかなりきつかったですが

今回は明らかに試合自体がアカン感じになってますから次回までひと月待つキツさは当時の比ではございません(笑)


早く次号を…!ぐふっ…!



次回もまだお通夜が続くのか。

それともトンネルの先にわずかな光が見えてくるのか。


今は第17巻裏表紙の三年生トリオを眺めて心落ち着けて待ちましょう

たのしみ…ですね…!



p.s.

mixi2の球詠コミュでも都度都度思いつきで語っております。

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