18部 - AQUARIUM
「君がいてくれて、良かった」
「キミ、キミは実験塔の成り立ちは知っているかい?」
「昔、この辺りには多くの人間に慕われていた"白い神様"がいてね」
「或る時を境に、その"白い神様"は歪んでしまってさ」
「最期にはその"白い神様"は殺されて、世界は平和になったのさ」
「その"昔話"は知ってるって?なんの関係があるって?」
「あの実験塔はね、その"白い神様"について研究するための施設なのさ」
「偉大な偉大な"白い神様"を、蘇らせようってね」
「ところで、キミ」
「キミは――神様ってやつは本当にいると思うかい?」
「"昔話"というものは、何だって都合良く話が歪められているものさ」
「昔、この辺りには多くの人間に慕われていた"白い神様"がいてね」
「或る時を境に、その"白い神様"は歪んでしまってさ」
「最期にはその"白い神様"は殺されて、世界は平和になったのさ」
「その"昔話"は知ってるって?なんの関係があるって?」
「あの実験塔はね、その"白い神様"について研究するための施設なのさ」
「偉大な偉大な"白い神様"を、蘇らせようってね」
「ところで、キミ」
「キミは――神様ってやつは本当にいると思うかい?」
「"昔話"というものは、何だって都合良く話が歪められているものさ」