結構しんどい風邪を引いた。一人暮らしを始めてから一番体の具合が悪かったと思う。

月曜日に息抜きに久しぶりのカラオケに行って、あれ、声出ないな。と思って張り切ったら見事に枯らしてしまい、そのまま痛みが強くなり関節痛と寒気を併発。体温計は家に無く、風邪薬もなく、病院に行きたかったが生保に連絡するのも外出するのも億劫で、寝まっくて治すことにした。

頻繁に水を飲み、少しでも詰まったら鼻をかみ、うがいを繰り返しながらのど飴を3日で多分15個くらい食べた。

今日は5日目、随分と調子も良くなり、新しい人との出会いもありウキウキでXfolioを更新し日記をしたためている。

今月で、一人暮らしを始めて半年目となる。

実家から逃げて、点々としながら沢山の人に支えられてようやく一人暮らしが始まった。

始まって二ヶ月の頃は、寝ぼけていると二段ベッドの上から聞こえるきょうだいの身じろぎや、階段を上ってくる足音、トイレのドアの開閉音なんかが聞こえてきてうなされていた。

昔は本当に仲の良い家族だったが、ずっと一緒に居すぎて、身心も金銭も空間にも余裕の無かった私たちは気が張り詰めていた。

私は家族を自分の生活音で起こしやしないかとか、今見られていないか聞かれていないか、今何を考えているのかずっと気にしていた。

だから一人暮らしが始まってからもしばらくは、夢の中で家族の気配を感じながらこわばっていた。

しかし今は夢の内容を忘れてしまうことの方が多くなった。実家に居た頃は毎日のように悪夢を見ては呼吸が浅くなって目が覚めていたけれど、そんなことも無くなった。ケロっと起きて、なんだったかしら、さっさと支度をしなければ、と伸びをする朝。穏やかだ。

25歳、二十代も後半に差し掛かったがまだ将来の展望は見えていない。ずいぶん悠長な、と思う自分もいるし、それが私らしいよとも思う。言い訳とかしている場合じゃない、とも思うしなんだかんだ何とかなるよ！という楽観的な自分もいる。

楽に楽しくやれればいいな。

なにもしていないじゃないか、とか考えるけど家事は文句言いつつ出来てる方だし、体調が悪くない時はいつも筆を握ってなにかしらを生み出している。やってみたいことは沢山ある！そのどれもがものづくりで、表現、創作とは本当に果てしない。

最近寒いけど晴れてるし。物干し竿もようやく購入して届いたし。思っているよりもずっと充実していると思う。

ベランダに物干し竿があるだけで、生活を営んでいる実感が沸く。家電を買うときと似た高揚感。

どうしても不安に押しつぶされる日があるけれど、きっと大丈夫。私は案外タフだ。

一人暮らし半年目、楽しいよ。泣いていたわたしへ