あとがき

知らない名前で自分の作品が拡散されていることが発覚した2024年7月から、Hosio Hirottaについての検索と記録をおこなってきました。「ネット上の記録を辿る」は、その記録を元に書いています。


さまざまなところで作品を紹介していただいておりますが、その多くは無断転載です。無断転載からさらに転載されているケースもあり、事態に気づいたときには、本人の発信するよりも転載された情報のほうが影響力を持ってしまっていました。自分の状況を知るなかで、インプレッションのために定かでない情報が拡散されたり、影響力の高いインフルエンサーの投稿のほうが本当のことのように語られてしまうネットの現状に直面しました。


このようなことは、私以外にも、イラスト作品以外でも、さまざまな場所で起こっていると思います。どうしたものかと考えていたとき、昔お世話になった方が言っていたことをふと思い出しました。


「アートには問題提起の役割がある」


問題提起と言うと大袈裟なのですが、自分に起こっていることは、現在のネットの問題を含んでいると思ったので、そのまま記録を残していこうと思いました。


2025年3月