愛し方が分からない
自分の出来る事を
気を失ってるサツキを抱いて走ってる間気が気でなかった。目を覚まして欲しい。目を覚ますとお前はまず謝るんだろう。俺の落ち度なのにだ。
適当な街で適当に宿を探すとそこの宿主はサツキを見ては慌てふためき失礼のないように適度な距離感を保ち手当の補助をしてくれた。そのおかげか目を覚ましたサツキはいつも通りだ。
リーダーには報告しサツキの同行を外してもらおうと思ったが何故か俺の顔を見た後短期任務のみ同行と決まった。何故俺を見た。
しかしサツキと接する機会が完全に無くなったわけではない。喜ぶべき所だがまたいつサツキが襲われるのではと思うと素直に喜べなかった。
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