イレーナ
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ダンス教、改めアヴァリス教の司祭。
テレーザの双子の姉であり、裕福な商人の家庭で生まれる。
家業は順調だったものの、イレーナが幼少の頃に経営が急激に悪化。一転して貧しい暮らしを余儀なくされることとなる。
情緒不安定となってしまった両親から幾度となく八つ当たりされ、テレーザに関する一件で親子仲は完全に断裂。
縁を切り、テレーザと二人だけで暮らしていくために家を飛び出した。
生活は厳しかったものの、習い事として受けていたダンスの才能は姉妹揃って抜きんでたものがあり、次第に踊り子姉妹として人気を博するようになる。
そして大陸中に多くのファンを獲得、一躍人気ダンサーズとして多くの資産を持つようになった。
彼女たちに憧れるダンサー志望の者たちを受け入れ、「稼ぐためのダンス」をベースの信条とした新たな教会・ダンス教を立ち上げることとなる。
行動基準は「金が稼げるか、稼げないか」という極めてシンプルなもの。
4つの教会を周るアマットに対して「新曲のCDを配布してきてほしい」と頼む、崩れそうなタミム・タワーでも宝石を拾い集めようとして引き留められる、など金銭・ビジネスチャンスに関しては非常に貪欲。
ただし妹・テレーザだけは別格の存在で、家出をする決断をしたときからずっと一緒についてきてくれていることに心から感謝しており、彼女のことが最優先。「テレーザ>お金>>>その他」という考え方の図式となっている。
(一応最近は「テレーザ>お金≧ペイガンシスターズ>>>その他」くらいの価値観にはなったらしい)
このような性格とは相反して(?)、イレーナのダンスは静寂かつ荘厳なものが多い。
地球で言う東洋的な要素が強く、見る者の心を静め、昂る気持ちを抑える清らかさを備えている。
これもまた彼女の奥底にある一面を反映していると言えるだろう。
・戦闘スタイル
ダンス・ダンス用装具を用いた主に精神面への攻撃。ダンスによる召喚の儀式。
身軽でフットワークがとにかく軽く、主に手数を重視したスタイルを取る。
・技
静かな舞で敵の戦意を削る「水鳥(みずどり)の舞」、敵をはたくことで自らの精神力を”稼ぐ”「黄金の扇子」、剣舞による物理攻撃「ソードダンス」など。
・必殺技
自身の精神力に応じた数の水龍を召喚する「水龍の舞」。