ソリティ
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「威権(いけん)」を司る冥神。
「指導者・リーダー」と呼ばれる存在に惹かれており、リューディアに創り出されてから間もなく周囲の冥界に住むものたちによる小規模なグループを結成。
しかしそこから何をするべきなのか目的が見当たらない中、ふらりと人間の世界を覗き見てみた中で、「軍隊」と呼ばれる組織に衝撃を受ける。
「自身も冥界一、そしてこの宇宙一の軍隊を組織してみたい」という気持ちが芽生え、自身のグループにおいて戦闘訓練を開始した。
「訓練をしている」という名目ではあるものの、ソリティ自身に指導の経験が全くないためとりあえず見よう見まねで叫んでいるだけであり、また隊員たちもやる気があるわけでもないため、傍から見るとただただ牧歌的に遊んでいるように見える。
指導者として偉ぶった態度をとってはいるものの面倒見はよいようで、隊員たちも付き合ってあげているという形のようだ。
ソリティは「無敗の軍団」と豪語しているが、今まで交戦自体をしたことがないため。そして厳密に言うとマーシェに蹴散らされているため一敗はしている(ソリティとしては「これは指導の一環」としてカウントしているらしい)。
ついでに「冥界一の軍団」も称しているが、これは冥界に他の軍団という組織が存在しないためである。
冥界にやってきたマーシェと出会い、ポリスシスター長官として強いリーダーシップを発揮する彼女に感銘を受ける。
マーシェの側も「組織の幅が広くなるのはよいこと」と考えて契約することとなったが、どちらかと言えばソリティの隊を鍛える顧問指導員のような立ち位置に近いようだ。
しかしながらソリティの「命令を下した際、より威圧感を与える」力は本物であり、「犯人が威圧によりすぐに降伏する」など、マーシェのポリスとしての業務遂行には明確に役立っているようである。
もとは原生生物のような抽象の姿だったが、マーシェと共にいるうちに影響を受け、戦車を模したような具体の姿に変化してきた。
・戦闘スタイル
ソリティの声により規則的に動き方を変える弾など、戦場で命令を出しながら戦う指揮官のようなスタイルを取る。
また敵に対して命令を下して行動の制限を強いる(反対に動け・遅く動け・攻撃するな)という力も持つが、うっかりして敵の体力を回復させることも。