ニクラス
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戒律を重んじている、壮年の男性のような外見の天神。
他の天神たちと同様に彼もまた天界で暮らしていたが、ある時に外宇宙の一部で何かしらのエネルギーが急激に増大していることに気づく。
それは惑星ルーインにおけるヒティ、そして彼女を崇める人間たちから発せられているものであった。
この惑星の者たちは何かを企んでいるのではないか?この力を放置していては将来的に世界的な危機をもたらすのではないか?
と危険を感じたニクラスはすぐさま行動を開始。一計を案じてヒティを封印し、残った人間たちの感情を抑えられるように自身と天界のことを信仰させる宗教を広めることとした。
ここから長きに亘る「ニクラス教」の時代が続くこととなる。
アマットらペイガンシスターズの反乱により惑星ルーインを追い出され、ニクラス教も事実上の解散となったが、この一件でニクラスは本格的にルーインを危険な存在だと確信。
他の天神たちにも呼びかけ、ルーインを天界の支配下に置いておくべく急襲した。(セラフィーナは立場上呼びかけることが適わず、また当人の性格上応じる可能性はまずないと判断した。)
そして年中雪が降り積もる「マリグナント台地」にてペイガンシスターズ達と対峙する。
この戦いの後に双方の間で和解が成立し、ヒティとの間も多少のギクシャクはあるものの対立することはなくなったようである。(ニクラスからも自身の判断は間違っていなかったとしながらも「やり方が性急すぎた」という点は謝っているらしい)
いわゆる「カタブツ」。尊大な性格で、人間も含め天界以外に住む生命体のことを多少見下しているフシがある。
その性格は自身の強大な力に裏打ちされたものであり、雷の力を行使でき、また自身を信奉している者には加護(雷による援護攻撃、傷の回復など)を与えることもできるようだ。
ニクラスの見た目とはそぐわない(?)可愛らしい精霊「雷の精」を召喚し、戦いをサポートさせることも可能。
ある程度の攻撃であれば無力化するオーラも纏っておりアマットを苦戦させたが、アマットの機転により破られることとなる。
ニクラス教設立から司祭となった者の前には時折姿を現していた。
ことタルヒに関しては今までの司祭よりもずっと歳若くして就任したこと、また純真な心により他の司祭と比べてひときわ印象深いようで、自身の子に近い感情を持っているようだ。
見た目には結構気を遣っているようで、自慢のクシによる髪やヒゲの手入れは欠かせない日課。
・戦闘スタイル
雷の力を振るい、多種多様な電撃攻撃で敵を圧倒する。
雷の精による援護。
・技
3つの電撃の弾を浮遊させた後に飛ばす「オブザーブ・レイ」、敵を追尾する大型の電撃球を放つ「ライトニングボール」、高速で走る稲妻を撃ち出す「アライズサンダー」など。
・必殺技
自身を中心として四方八方に雷を発生させる「エレキディフュージョン」。
・配下エンジェル
集団戦でがんばるニクラスの手先「雷の精」、歩きながら新しいアイデアを閃く「インベントエンジェル」、太鼓を鳴らして回る暴れん坊「アフロエンジェル」、自身に映った相手の姿を具現化させる謎多き「ミラーエンジェル」など。