ドゥーニャ
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タミムと行動を共にするシスター。野生児。
自然を愛する両親とともに、幼いころから人里離れた森の奥で育てられた。
親子三人で仲良く暮らしていたドゥーニャであったが、ある日疫病によって両親が他界してしまう。
幸いドゥーニャは病気にかからなかったが、一人残された彼女は悲しみに打ちひしがれてしまう。
そんな彼女を支えてくれたのは両親の生前からよく遊んでいた森の動物たちであった。
ドゥーニャは彼らから元気をもらい、自分一人でもここで生き抜いていく決心をする。
そして月日が流れ、ドゥーニャは成長していくにつれて森の外の世界に好奇心を抱くようになっていく。
この森でずっと過ごすのもよいが、この世界には他にどんな場所があるのだろう。
その気持ちに後押しされて、彼女は少しだけ森の外に飛び出してみることにした。
そこで折悪く森で密猟をしていた数人の男たちに見つかってしまう。
少女は売れればよい金になる。彼女の周りに他の大人がいないのを確認し、男たちは彼女に近づいて行った。
しかしそこに偶然タミム一行が通りかかったのが運の尽き。
男たちがドゥーニャを取り囲むために広がっていたため、通行の妨げになっていた。
タミムの「そこをどけ」という言葉にもろくに耳を貸さない男たち。
そして当然のようにキレたタミムにより彼らは次々と吹き飛ばされていくのであった。
タミムとしてはただ邪魔者を排除しただけなのだが、ドゥーニャにとって彼は悪い奴をぶっとばす、紛れもないヒーロー。
タミムに惚れ込んだドゥーニャは「彼の力になりたい」と半ば無理やりに一向に同行することとなるのであった。
とにかく元気いっぱい、あちこちを探検して回るのが大好きというアクティブな性格。
我が強く、これと信じたことは何が何でも通そうというある種のワガママさを持つ。彼女が本当に怒った時はタミムでも止めるのに手を焼く始末。
タミムから力を授けられたことで、もともと優れている俊敏性にさらに磨きがかかった。
衣装は立ち寄った町に捨てられていた子供用の古着をサバーが手直しして作ってあげたもの。力強さと可愛さが両立しているということでドゥーニャは大いに気に入っている。
もう少し大きくなったらタミムのお嫁さんになることを夢見ており、その点ではサバー・ダラールは面倒を見てくれるお姉さんだが、同時に恋のライバルとしても見ているようである。(二人は当然ながらそういう視点でタミムを見ていないが…)
・戦闘スタイル
野生での暮らしから身に付いた俊敏さを生かした一撃離脱戦法。
ドゥーニャ自身は非力ではあるが、手袋についたツメの鋭さがパワーを補っている。
・技
バナナの皮を投げつけて敵をすっ転ばせる「バナナスリップ」、遠くからでも耳をつんざく叫び声「ディストラクトシャウト」、瞬時に移動しながら敵を斬り裂く「スライドスライス」など。