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2024.09.15 21:00

観劇記録:少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE 青嵐- Baby Blue

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2024年9月に上演された青嵐舞台Baby Blue、初見時の感想メモと後から書き加えた諸々とが混ざり合ってイマイチ整理されない感想文です。

自分で書いたメモが散らかりすぎたのと、変に思い入れが強すぎてうまく言葉が引き出せないのとで

時系列順に並べ直して多少書き加えていくだけでもやたら時間がかかり、ただただ整理に時間がかかっただけで

別に読みやすくもなんとも無いのでその辺りはあらかじめご了承ください。

この公演に心打たれたけれどうまく言葉にならないオタクがいた、という記録です。



本文前に今回公演のナンバー一覧作ってみたけど、公演後の配信にて冒頭曲のリミットレスがM0だったことが判明し、

一応舞台配信期間の間に数えてたつもりなのになぜか途中からカウントが合わないところが出てきて、

確かラスト曲がM18と言ってるのを聞いたはずなので、もしかしたら「キラめきギフト」の和ちゃん版は

リプライズ扱いで別カウントかもしれない…、の仮定で並べてます。でも何か見落としあるだけかも。


0 リミットレス

1 藍より出でよ

2 ラブかわちぃキャ♡

3 新時代対決

4 きらめきギフト

5(きらめきギフト リプライズ?)

6 可愛くない子にも旅させろ

7 青い嵐

8 No Rules

9 BLUE ANTHEM ~バラードver.

10 エーデルロード

11 シュプレヒコール

12 舞台スペクタクル

13 The Show Must Go On!

14 ネゴシエイター

15 デジタルネイティブ

16 Baby Blue

17 ラブかわちぃキャ♡(リプライズ)

18 Goodbye, again


やたら無駄に長いので時々曲名等で区切りをつけておきます。

円盤情報来たので曲名正式バージョン表記に近づけたけど、リプライズを1曲と正式にカウントしてるかどうかはまだ不明。





◆開演~♪藍より出でよ


開演前アナウンスが八雲先生だ〜!とニコニコして開演を待ってたら、

開演近くなってからのアナウンスはさんこいち全員!!嬉しい!!開演前からもう嬉しさがすごい!


開幕早々、BG公演時と同じリミットレスから始まるから、

一瞬「新曲シングル出してもらえなかったなあ…」という思いが頭をよぎってしまったけど、

違う!!これはマウスシールドつけざるを得なかったBG公演のリベンジだ!!と即座に思い直し、

しかもハモリ箇所が増えてパワーアップしていて、三声の響きがめちゃくちゃいい!!とても良いものを開幕初っ端から全力で浴びている!!と興奮。

BG公演の頃、繁忙期丸かぶりで身動きが取れなくて、それでも配信のおかげで初日から千秋楽までを観守れたけど

「青嵐がメインの公演を生では観に行けなかったな」と言う心残りが私の中にずっとあったので、

今回やっと劇場まで観に来れたのが本当に嬉しいな…。といきなり実感したM1でした。(後にM0だった事を知る)


そして冒頭早々で卒業直前時系列を描写して、そこから3年時の出来事を回想する形だったので、

♯4で雑に出された涼の「俳優コースとお笑いコースのある専門学校」の話を早めにちゃっちゃと片付けてくれてるのありがたい…ノイズが減る…

そうなんだよ!こうやって「お笑いの方行くんでしょ?」「違うよ!!!」みたいな軽い返しを作中で「本人が」挟める状態で情報開示欲しかったんだよ!

他の人の感想見てても、♯4の時お笑いコースに行くと完全に思い込んでる人いたじゃん…

(※氷雨ちゃんはあくまでそういうコースがある学校に行った、としか言ってない)

別々の進路を選ぶと決めた時のやりとりや、氷雨ちゃんが「もう負けない」って決めたとこも詳しく見てみたかったなあ。もうそこは「ご想像にお任せします」なのかな。

けど3人の仲が完成されすぎててもはや「まあそんな事もあったんやろなあ」と、観る側として納得してしまう…!

3人であんなこともあったねと笑い合ってるのが尊すぎる。


そしてこの冒頭の進路話の会話、観劇回数重ねるごとに小春の「ドジをしても誰も笑ってくれないよ」の「よ」が愛しくなっていく。

1年弱の間に距離感グッと詰めた後輩たちともまだ敬語交じりで喋る丁寧口調さんが、3年歩んできた仲間に付け足した親しみのこもった「よ」が微笑ましい



ここから回想で3年次の4月へ。


ステ専のチーフ及びサブチーフ制度、選挙とか任命とかどんな形で運用されてるのかなーと気になってたけど任命方式だったね。

とは言えこの年はイレギュラーかつさんこいちへの躾の一環だったの笑っちゃったな。

伝統にのっとると本来裏方志望の子達が選ばれるって事は瑠璃達世代のチーフは音・七八・和・計の中から出てくるのかも。

手を握りしめたり身体を固くして名前が呼ばれるのを待つ(おそらく裏方側の)生徒達の姿も良かったな…この任命に不満があった子も絶対いたと思う。

もしそれをわかった上で「チーフとして」の責任感にガチガチになってBGでああなっていたと考えると、愛しいね、柳小春。



発声練習曲「藍より出でよ」、青い嵐を歌うのかと思ったら新曲登場でサプライズ感マシマシで嬉しかったなあ。

私が個人的に青嵐の3人と先生の事を考えてる時ふと頭をよぎる、「青は藍より出でて藍より青し」という言葉があるのだけど、

(二次創作に落とし込みたくてこれまで全く出来てない)今回その要素が歌詞に入ってたのも嬉しかった!

この歌の出だしの歌詞が、小春が歌う「”さくら”舞う季節」なのもとても良き。

初見時、うろ覚え歌詞を反芻していて「あの子の痛みもわかった」みたいな事を涼ちゃ言ってたな…?と思って、

これまで知らなかった演劇の世界に飛び込んで、完璧なキラめきを放ってると思えたあの子にもその道を往く為の苦しさ辛さがあるとわかった的な…?と考えていたのだけど

ちゃんと聞き返してみると「♪全てを知り得て 君の痛みを想う」だったので、上記的な意味もあるかもだけど

青嵐の学習プランにある、演劇に携わる全てを総合的に学ぶことで別セクションの人間の立場や苦労を知る、的なとこも大きいのかなあ。


曲中の、「♪誰も欠くことは無く 回れ 回れ 回れ 我らの歯車よ」の部分、

歌詞も音も振り付けも何もかもがまさに美しく回っていて、初見でとても感激したし毎回観ると嬉しくなるシーンでした

(そして後々葉子ちゃんだけ手の高さの関係上円の動きが少し内側周りだったと知る)(カワヨ)


ところで今作の青嵐校舎内を表す舞台セット、階段やアーチのレンガ模様にそこはかとなくキリン模様みを感じたりもしてたな。

ある時は校門が映り、稽古場が映り、青嵐校舎内の様子、もっと感じてたい…。座学やる教室だけでも資料ください。






◆♪ラブかわちぃキャ~♪新時代対決


めちゃくちゃ個性豊かな着崩しだらけのクリームソーダ一年ズ、考えてみると他の子達はしっかり大人しく制服着こなしてるステ専クラスで

一人ラフに着崩し続けてた涼の強メンタルよ。(多分純粋に、前ボタン留めると動きにくいんだよなー程度の理由でやってる気がする)


「かわちぃ」とかのワード、数年後に作品見返したらぬるめのあったかい目で見てしまいそう。

しかしものすごいキャラの1年達に翻弄される3年ズを見るという心づもりはした上で観に来てるけれど、本当にやりたい放題でビックリしたこの子ら。

そして翻弄どころかダンス動画撮影で楽しくなっちゃって踊ってる3年がおりましたけども!!(踊る涼を氷雨ちゃんが強制「気をつけ」させるとこ好き)



説明会聞いてませーんのくだり、八雲先生が「ロン毛」呼ばわりされてる事に小春と氷雨がキレてる横で

「やっぱ(説明会の事)聞いてんじゃーん!」と言質とってる涼ちゃん、一応正しいと思うよそれ…。

「そういう事じゃない」ってめっちゃこはひさ二人から窘められてるけど。可愛いけど。


音ちゃんの「普通学科で勉強したくないけど創作系は面倒」みたいな進路選択、ちょっとわかっちゃう所もあるんだよなあ。

特にクリームソーダの5人はどこか「この5人で一緒の学校」にこだわっちゃってこうなったような気配を感じるので、

その中の選択肢で「何となくこっち」を選んでしまうような。本気でその学科やコースを選び取った人にはちょっと信じられないような選択をしてしまう所。

スタァライトの世界って皆がみんな演劇に対して心と命を燃やして取り組んでいるように見えるけど、「界隈の外側」は確かにこの作品世界にもあって

特別何かを目指したいわけではない15歳そこらの子供が決める進路だと、それぐらいの動機で進んでしまう所もあるんだよなあ。

対して、それらの発言に驚いちゃうさんこいちを見てると、きっかけは色々であれ一心にこちら側を目指して進んできた子達なんだなあという事にも思いを馳せてしまうんですよね…。

見て、直接語られないさんこいち1年の頃を一生懸命間接的に読み取ろうとしているオタクの姿だよ。


あと氷雨ちゃん、演じる葉子ちゃんがアレコレ歌える人だから想像できてなかったけど、

「ロックとかポップスとかノリで歌えないでしょ?」って言われると泣いて逃げ帰っちゃうぐらい自信無いんだねえ可愛いねえ大丈夫よ声帯が葉子ちゃんだから。

メタはさておき、作中的にはたまに歌唱指導しているであろう涼さんから逆にポップス系のノリをカラオケ辺りで伝授されててほしい。

小春ちゃんさくらちゃんもご一緒に。


空気がやべえええ、となった時にとりあえず「笑おう」とする (&こはひさのお顔を無理やり笑い顔にセッティングする)涼さん、

シーンとしてはギャグなんだけど、君そういう事しょっちゅうしてるでしょ… しんどい時でも無理に笑うの、たまにはやめようね…



撮影されてる時にこはすずの顔隠してあげる氷雨ちゃん(自己犠牲)



「「「「「クリームソーダでーす!」」」」」の名乗り声、最初に聞いた時妙に声質の合わない低い声が耳に入るけどなんだこれ?と違和感を持ってたんだけど

まさか普通に一人だけやたら低い声のトーンで名乗ってたとは思わんかったね…気づいてからは計ちゃんおもしろ…の気持ちで毎回聞いてた。


涼が1年ズの配信のフォロワーって展開は何となくありそうとは思ってたけど、最初きっちり反撃口撃(悪口になり切れなかったけど)しに行くと思わなかったし恐らく動画配信系全くわからないであろう小春&氷雨が完全に涼の尻馬に乗っかる形で囃し立てていくの面白すぎるでしょその展開は。

初めて分かりやすく「小春たちが涼を信頼して敵に差し向けた」シーンがコレですぜお腹引き攣れるかと思った。見てくださいこれが3年間の絆が培った悪ノリ仕草ですよ。


そして今回の「役立たず〜〜!!」もそうだけど、氷雨ちゃんあんなに言葉丁寧なのに涼には割と荒めキツめの言葉ぶつけてもOK判定なのおもしろ。

そうね、わかりやすく素早く端的に「今私は怒ってます」の意思表示しないと躾がうまくいかないからね(飼い主判定)


1年ズの暴挙(柳小春に「おブス」と言えるの若さが過ぎる)に失神してる小春に涼がつきっきりで一生懸命

心臓マッサージしてるだけで絵面がシュールすぎて笑ってたんだけど(反対側の下手の方で大事そうな話をしているのに全く集中できない)

そこからの気付けビンタで声出して笑っちゃったよ。 しかも心マの合間に一回諦めて手合わせちゃうしさあ!

柳小春の顔面にダメージ与えられたのもしや涼くらいでは。(でも冷静に思い返したら先生がボコった事はあった気もする)

ビンタの絵面だけでも面白いのに頬押さえながら目覚ます小春でもうダメだった。

ちなみに何故か合掌2回やってビンタはやらずに終えたのも見たんだけど(14日公演)、

そういう時は目覚ましたあと小春は胸押さえて起きてくるんだね。胸部圧迫。


あれね、肋骨折っても良いからとにかくしっかり押せって教えられるからね。真剣だったらしいから許したげて。

皆美さんの蘇生フォームがちゃんとしてるって褒められてたのも見たけど、

本当にキャラ的にも演者的にも真剣に蘇生を試みてるつもりだったって後々聞いてびっくりですよ。

稽古中周りの人間誰も「これメイン会話やってる下手より上手の方に客の視線行くな…」って思わなかったとか絶対無いでしょう!?


あと正直心肺蘇生法始めたところで

「は!?人工呼吸???!!」ってちょっと焦った。(胸押すのとマウストゥマウス人工呼吸はセットだと教えられたので)

結局千秋楽までそういう方向でのエスカレートはせずに、

ビンタに気づいた小春の怒りのボルテージ上げる方向で面白くなっていったのがまた最高でした。


最初の頃はハケの間際に頬押さえながら「…まさか?」みたいな顔で涼をちょっと睨んでたぐらいなのに

段々ハケる手前でしっかり涼を見据えてはっきり睨んでたし、涼も怯んだり時々氷雨になすりつけたりわちゃわちゃ感が大きくなっていくの可愛かった

終盤ははっきり涼にターゲッティングした小春がネクタイひっつかんで袖に連行していく動きになっちゃって

完全にヒモ引っ張られてるわんこ…w 本人は必死だっただけなので減刑したって…w


新時代対決」で1年側の言い分へ普通に頷いちゃう涼へ、氷雨ちゃんが首根っこ掴んで引きずり戻す教育的指導する時も、

公演後半では「お手」をやらせるようになってて、ワンコ度を…ワンコ度を二人して上げてくる!なんの抵抗もなく友達にお手をする南風も何なのw



今作、おブス顔撮られて(おブス表情にしても美しい顔…)失神する小春やら涼をけしかける小春やら

後のシーンで「殴り込んだらぁよ!」のノリで出て行って長いボケかまして帰ってくる小春やら面白い小春が見放題、

というか青嵐4人今回全員めちゃくちゃ面白いな。おもしれー女達…!!!




◆♪キラめきギフト~♪青い嵐



八雲の響子先生、クリームソーダの面々にも自分を重ねたりしていて

基本的にこの年頃の悩みやトラブルを自分の経験や後悔から掬い上げて行こうとしてるんだろうな…。

でもその経験全てを否定しているわけでないのが歌詞にこもっているのも好き。

やんちゃな所も顔を出すけど、ちゃんと生徒を見守ってくれてるんですよね…

座り姿のまま美声を響かせる八雲先生と、夕景を思わせるオレンジの照明が美しくて聴き惚れるシーン、からの

和ちゃんのソロ歌唱も上手くて驚き!(※人選しっかりしてるねえ!?というタイプの驚き)


1年ズに翻弄される2年役アンサンブルの面々、見えない何かと戦ってる彩乃さんがよく話題になってたけど、

私は戦いの後に階段でナナメになって倒れてる彩乃さんがツボでした。♯3でレイラちゃんもああいう事してなかった?

ストレスマックスでズンズンと歩き回りながら登場する小春、

デカい声出すだけでも面白いのに憤慨しながらあちらへこちらへ歩き回る動き方が完全に「ストレスたまった動物園の動物」のソレで好き。

こういう同じ場所を往ったり来たりなどの行動を無意味に繰り返してしまうのを常同行動と呼びます。ストレス源を取り除いてあげましょう。

公演後配信でも触れられてたけど散々ウロついた後にスッと止まって「落ち着いている」をやる柳小春、面白い女が過ぎる。


小春たちと2年生たちの会話、

2年生の失言にンンッと咳払いする氷雨の声が公演を重ねるにつれだんだん愉快に音程とる感じになったり

小春のおばあちゃん演技がパワーアップしていったり、背景に浮かび上がるかわちぃおばあちゃん画像も地味に変化して行ったり

妙に「日々進化中要素」が渋滞していたなあという思い出も詰まったシーンでした。



「可愛くない子にも旅をさせろ」の、涼流・先輩風吹かせナンバー。

パッと聞いた感じはコミックソングかと思えば、涼ちゃんらしいおおらか包容力もしっかり感じられる歌詞でとても好き。

楽しさを全面に出してくる歌なので、小春と氷雨の振りも遊ぶような動きになっててまた可愛い。



途中の芸人ポーズが日替わり要素っぽかった事に気付くの遅れた上、ポーズの種類が変わった時に初めてこはひさも涼の真似してたことに気づいたなあ。

青嵐4人のアフトがある回で「アイーン」やってたのは絶対ディライトの思い出込みでしょ!!

(※ディライト公演のダンス中のお遊びでさんこいちが「アイーン」をやった回がある)




このナンバー、最初に涼がピンッと人差し指立てたポーズで始まって、曲が終わり…かと思えば伴奏が地味に続く中で会話が進み、

氷雨の「いい事思いつきました!」の指立てポーズで締めになるとこも可愛い。

サブチで始まりサブチで終わるナンバーでもありました。



ところでこの曲の終盤パートで小春と涼が「心臓を捧げよ」ポーズしてない…?(アンサンブルっ子もしてるけど)

さんこいちの中では氷雨だけはやってなくて、この二人はやっているって部分に意味合いが生じてしまうんだよなあ!

(余談だけど今作のブロマイドも絶妙にそんなポーズしてるように見えてしまう。)


舞台の幕は残念ながら開かなかったけど、皆美さんが以前舞台版「進撃の巨人」のミカサにキャスティングされてた事があって、

私は今でも嬉しかった出来事として(そして公演が中止になり非常に残念だったり悔しかったり、けれど事故による中止ではあったしその危険は演者に降りかかる可能性もあったとも考えられるのである意味ではホッとした事だったり、感情が諸々で複雑なものとして)記憶してるから、

この公演当時七木さんが新しく上演が決まった進撃ミュージカルのミカサにキャスティングされた事とか、その話を皆美さんにもしたらしい事とか、

そんな事を思い返して「青嵐」「スタァライト」の枠を超えたところで変に昂ってしまいました。


そもそも皆美さんがキャスティングされてた時の進撃舞台、演出は児玉さんだし会場はアンフィシアター予定だったからただでさえ

♯2リバイバル当時とかもうっすらその辺頭よぎってたから…。新作の方は三浦さんも関わってるしそもそもネルケ関わってるし、

全くポーズ被ってると思わずこの振付をやってるなんて事無いと思うんですよね…。

その上でこのポーズ取ってる時のセンターが涼(皆美さん)なのが、非常に勝手ながらなんだかすごく嬉しかったな、と。

ほんの些細な事なんだけど7年越しぐらいの悔しさを少し癒してもらえた、そんな感じ。


ところでこのポーズ、前述の通り氷雨ちゃんだけはやってなくて横からパチパチ拍手する役割してくれてるんだけど

13日ソワレだったかな?この1回だけ同じタイミングで氷雨ちゃんも胸に拳あてるポーズしてくれたから3人(というかその場の青嵐っ子全員)

先輩決め顔ポーズで団結してたし、サッとポーズ解除していつも通りパチパチ拍手する素早さも面白かったな。

私の記憶と記録の限りはこの1回だけなんだけど、他の観てない回(あるいは見逃し)でたまにこんな事してたのかな葉子ちゃん。





青い嵐、今回のプレコールは歌詞変化無しかあ…と思ってからの、

氷雨ちゃんパートの歌い上げアレンジ!そうだよね客席で観てた和ちゃんもそりゃ堪らず前に出てくるよね。推しの歌すごいよね。

初見時から、「誰か客席に登場してる…?→後輩ちゃんが客席サイドから舞台観てる!→いや、もう一人誰か居るな…?なんか隠れとるけど…」と

舞台上と客席とを視線がさまよって大変だったこのシーン。

数回見るうち和ちゃんの動きの変遷も観察できるようになってきて、小春の歌にうっとりして、涼の歌にノリノリで楽しそうにして、

からの氷雨ちゃんパートで一気に通路ぐっと前に出てくるの本当わかりやすい。


客席で身を伏せてコソコソしてる音ちゃんは少し後方からだとよく観察できたけど、

若干ミュージカルCATSの客席降りスタイル(四つ足歩行で身を伏せてる&たまにあえて客席背面に隠れて脅かそうとする猫がいる)と

ダブって見える感覚があって余計に可愛かったです。一度背後に来てもらえる席にも行けてよかった。


BB公演けっこう客席降り多かったな。舞台をそっと見てる和ちゃん、それを見にきた音ちゃん、その後も続々客席から来る新1年ズ、

中等部ちゃんも客席からの登場でめちゃくちゃファンサしてくれるし、いつもの青嵐さんこいちも本編やライブでしっかり客席に降りてくれたし。

降りてないのアンサンブルのみんなと先生ぐらいかな?

このシーンでは音に続いて計も客席に出てきて、しばらく舞台上の涼たちと会話する場面が続くのだけど

下手側前方の席に着いた時にはそのやりとりを「横から」眺める事ができたのも、現地の面白みだなあと感じたり。




客席に潜む音ちゃんを見つけて懐っこく絡む涼ちゃん、ディライトの時もそうだったけど、

演劇に対するスタンスが軽やかでかつブレないなあ。勝ち負けへのこだわりとか

物事をジャンル分けして雑に拒む事をスルっと横に置いてしまえるの、

「皆で楽しく舞台を創り上げる」ために色んなワクワクする事を試してみたい涼らしいと思える一方、

上の方のシーンでも書いた、しんどい時でも笑顔を作る事で何とかしようとする涼が

計から「味方面の笑顔をされてもおせっかいだ」とあっさり拒まれてしまった時、

やり方が上手くいかなかったなあ、とかではなくしっかり落ち込んでしまっている辺り

善意で接すれば人はわかり合えると信じ過ぎてしまっているのかなあ…という危うさも感じたり。


演劇って寂しい人たちの集まりじゃないのか?の売り言葉を真っ向否定しない小春。

舞台は誰かと手を取り合って支え合って創り上げるのだとわかってるから。手を取り合えないのは寂しい事だとわかっているから。

BGの頃の空回りから学んだから、こうもはっきり言えるんだよね…成長…


BGの時は小春と氷雨のいないところで肩を落としてしょげていた涼も、

今作では二人にも落ち込む姿を笑顔で繕わず見せられて、支えてもらう事も出来て、もうバラバラの3人ではないし、

小春と氷雨の知ってる涼の姿が、おどけたり明るくふるまう所ばかりじゃなくなった事に安心感があるなあ。

3人組の「キャラクター」の一人としては涼は常に明るい方へ舵取りしてくれるバランサーとして便利だけど、

人間はそれだけ続けてると寂しさや弱さの本音が言えない人になってしまいがちだからね…。


そして涼を慰めて手を取る氷雨ちゃん、最初見た時はすぐ手を離してたのだけど、その後の公演では

話の区切りがつくまではずっと涼の手を取ったままで「友の手を離さない氷雨ちゃんだ~~~~!!!」とテンション上がってました。

みんな変化していってるんだよねえ…!後々、涼の腰や背にも手を添えてくれるようになっていって更に良き。やさしい。

更にチーフの頼もしい姿も発揮されて、BGから確実に前に進んでいってる3人がとても良い!






◆♪No Rules~♪シュプレヒコール



頼もしく乗り込んでいった小春の行動が、クリームソーダへの面と向かったダメ出し(ほぼ喧嘩売り)なのちょっと笑った。

ネットへの書き込みや配信動画界隈のノリとか慣れてなさそうで可愛いね。

新国立の劇団員SNS運用どういうルールなのかわからないけど、プロデビュー後に必要最低限の事しか書かないSNSアカウント持ってそうだな柳小春。


小春に真っ向対抗する七八の歌とダンスが魅力的過ぎるぅ!

あの小春が飲み込まれてる事に説得力のある実力の歌声と動きが素晴らしかった…!!

ライティングの色合いも挑戦的で、ラスト直前に小春を赤、七八を青く照らし壁側を格子模様の紫のライトで染める時の色合いが毎回好きで好きで。

最初の方はなんとなくまだ会場が「小春が押されてるシーン」で拍手する事への戸惑いがあった気がしたけれど、

私はダンスで魅せてくる人が大好きなので自然に拍手が出てしまったなあ。

それにしてもしっかり動くと手足のベルト(?)が気になりますね七八ちゃん、その、何と言うかけしからん感じが。


あと配信で見て初めて知ったけど、このナンバー中後ろで見てる和と瑠璃ちゃんが曲聴きながらノリノリになってる~!

現地では七八と小春に釘付けになってたから気づかなかった…表情もっと細かく見ておけばよかった。


舞台に対する価値観が違い過ぎて結局うまくいかず落ち込むシーンのBLUE ANTHEM、暗いアレンジも良いし

このシーンでは最後の「自分改革」を歌わず終わってしまうのがまた寂し気で良き…。

で、本編内でのこの曲はここで終わるけど、2部のライブシーンでは舞台上方にプロジェクションマッピングで堂々の「自分改革」!!を映し出して歌いきられたのもまた嬉しくて。

これは前方だと見えにくかったから後方席とかあちこち座って気づけた嬉しさ。


3人が3人とも浮かぶきっかけを掴めず落ち込み切ってしまうと先生が茶化して空気変えに来るの、

保護者様ありがとう~~~の気持ちと「いつから観察してらしたんで?」の気持ちが両方出てくる。


真面目ぶったところで、「人前で他人を演じたいなんて人間は変人だ」という突き放しは大好き。

そうなんです、言ってしまえばどこまで行っても虚構を生むものでしかないのに創作に打ち込もうなんて人間、変ですよね。

それなのにどうしてこんなにやりたい、続けたいと思ってしまうんですかね。

創作スタンスの違いと学内生活の規律がちょっとごちゃ混ぜになってて誤魔化されてる感はあるものの

力技で3人の落ち込みを引き上げてくれる(ただし涼の縋りつきは受け流す)先生いつも見守ってくれてありがとう。

そして10回もこの公演に通ったのにとうとう先生が旗を取り出すシーンどう仕舞っているのかうまく観られなかった…

終盤のシーンでも書類をスッと取り出すところあるけど、無から取り出すの自然すぎるのよ由佳さん。




ここで青嵐へのゲストでシクフェ中等部ちゃん達が客席から登場。

軽やか曲調で手拍子が入れやすくて客席キャッキャできるし可愛いね。

正直な話、開幕するまで中等部の出番もっとあるんだろなあと思ってたのだけど、

このシーンまで一切出て来なかったの、申し訳ないけど良い塩梅だったと思ってます。これは青嵐の物語なので。

とは言え中等部ちゃんが目当てで観劇した人にとってはそれもどうなんだろうとは思いつつも。

舞台に推し役者が出演決定してファンが駆け付けたけどいざ観てみたらその人の総出演時間でカップ麺も作れない…みたいな事もこの業界では時折起こるのじゃ…恐ろしい世界じゃ。


更にそこへ八雲ツアーで連れて来られた1年ズ、「瑠璃と音の巻き添えを食った」と七八が不満げに前を歩く音の背中をつっとばす演技を最初観たのだけど、

後々同じシーン見てたら音が七八の手をいい感じに避けてドヤってた?かも。

でも最初ここ見た時「え、演技でもこんな階段通路でそんな動きして大丈夫?」と心配してたからこっちのが微笑ましいかも。


現2・3年相手の時と比べて1年ズに対しては茶化しや雑めの言動が入りがちな響子ちゃんだけど、

それでも急に愉快なバスガイドのお姉さん姿見せられたらワケわかんなくなるよね…。中の人も戸惑うぐらいだもんね…。

そこに加えて、バチり出す1年と他校生徒をノリノリで煽り出すから面白怖いよね…。

出たばかりの頃の八雲先生、「こんな教師が実際に居てたまるか(ポジティブな意味合い)」と感じてたけど、

今作の(主に対1年生時の)八雲先生はかなり「居たなあ、こんな教師…」感があって味わいが増したなあ。

扱う生徒の性質であんだけキャラクター変えられるの、流石の女優なんですわ。役者はシェイプシフター…

青嵐1年とゴタゴタする中等部ちゃんたち、突如生えてくるステラのフォロワー数20万人にも笑ったけど、

ステラの「たまたま歌唱が評価されただけです」の台詞が公演終盤では、クリームソーダのポーズとりながら

かなりハッキリ煽り入れてくる芝居になったの笑ったなあ。モジモジしながら謙遜天然煽りしてた君はどこへ行ったんや。



流れとしては強引めにバトルになってく2グループとそれに心動く上級生ズ、中等部がDelightの時と役回りが同じだなあ、の気持ちにもなったり。

バトル中、みんくに向かって例のツノ出しポーズで対抗してた1年っ子がいたのが初見時気になり後々確認入れたら瑠璃ちゃんだった。

掴みかかりそうな勢いで中等部睨んでる時にも先生から旗で顔隠されたりしてるのといい、なんか暴れウシみたいな扱いになっちゃってるな瑠璃ちゃん。







◆舞台スペクタクル


♯4で涼の進路の話が出た時、スタリラで「アクション志望」だと描かれてた割にそのへんの流れが話題にならないのはなぜ…?と思ってたのもあり

何かのトラブルで南風が舞台で怪我を負ってそちら方面が難しくなったとかそんな暗い展開も少し頭をよぎってたのだけど(イヤな方にも想像力が働いてしまうオタク)

まさかの、事故に遭いそうだった涼を八雲先生が庇う展開が突然始まって初見時の脳内が大騒ぎでした。パネルが倒れかけてたの先生が動くまで私も気づかんかった。

先生の方は本当に大丈夫?平気な顔して実はこの時…みたいな事後々無い?

とは言えその後に他の方の感想見てて思ったけど、これで本気の大怪我負ってたら

涼と計が背負ってしまう十字架が大きすぎて鑑賞後のノイズになるからあんまり辛い展開になっても、ってとこはあるなあ。

計には確実に負い目ができるし(作中描写程度の負傷でもかなり負い目に思ったとは思う)涼も「自分のせい」だと思うだろうしね…。

けど本編後、人知れずしばらく肩口湿布生活してる先生とか薬の匂いで何となく察する生徒とかの光景はあっても良いですなんぼあっても良いです。

気付く人が走駝先生でも大変よろしおます。はい。


舞台スペクタクル」の歌詞で、舞台づくりの様子を海へ漕ぎ出すような冒険や、演出を料理の味つけに例えたの可愛くて好きだな。

1年達に改めて舞台に関わる各セクションの解説をしていく先生とさんこいちが「客席のこちら側」に語りかけてくれてるようでもあってちょっと嬉しい二層構造なシーン。衣装のデザイン案や舞台セットの構造の図、実際の青嵐舞台のものだったよね…?(楽譜は読めないので確認できず)


照明器具と結婚してもいいくらい愛しちゃってると豪語する涼ちゃん、BGでも涼ちゃん照明班の子と接してたし、

皆美さん自身が高校時代に照明やってたことを思い出として語ってくれてた事以前あったな、と嬉しくなったり。

舞台上方の照明へラブコールかましていたので、千秋楽は2階席から「loveが私の方へ…!!」とわざとらしく錯覚させて頂きましたありがとうございました。二階席観劇の良かった点はそこだけでした。(ちょっと色んな事があった)

涼ちゃん、今後は舞台のライティングと映画系のライティング、違いがあったりするのを学んでいったりするのかな。


そしてこのシーンで七八が涼と照明の青いカラーフィルタを手に取りながら何やら楽しそうにしてる台詞のないやり取り、

この青色が「78番」だそうなので、多分「七八と一緒だー」みたいな事を伝えて面白がってるんだろうなというのが察せて良き。

メタ的には実際それがキャラ名の由来だし、「先輩後輩の距離が縮まる過程」の早回し表現のシーンだからここで「名前でからかわれて腹立つ」的な嫌そうなリアクションする事はまず無いとはいえ、それにしても「え、この色私の名前と同じ?😆」みたいな嬉しそうな顔してるの可愛げあるんだよな、ななはち。


氷雨ちゃんに衣装担当の強火後輩ついてるのもいいね。なんだかイメージ通りというか、

BBの時にいた氷雨派衣装班後輩ちゃんがネームドキャラ化して顕現したような概念がそこはかとなく。

そして裏方含め周りをリスペクトする小春が「私があなたを輝かせる。あなたも私を輝かせて」って言葉で瑠璃を激励するの、良かった…!

BGを経たBBである事を実感する歌詞だし、お互いを補い合ってともに輝く青嵐らしい言葉だし、

1年生達も「導くべき下級生」ではなく補い合い手を取り合う仲間になっていったシーンだよなあ。

(とは言えそもそも表現に対する方向性は違ってたのだからこうまとまるかなあ、の気持ちは無くは無い)


今回新キャラが5人も出てくると言う事で正直怯みがあったのだけど、観る少し前ぐらいの時期に

「八雲先生を頂点、さんこいちが2段目、新キャラ5人が3段目のピラミッド構図ならバランスは良いな…?」

と謎の納得をした上で観劇に臨んだら実際にこの構図が「青嵐」として団結していく過程で出てきたのは嬉しかったな。





◆レヴュー突入~中盤



舞台に立つものも裏から支えるものも手を携えて一つの舞台を創り上げるのだ、と丸くまとまった所で今作のレヴュータイムに入るから、

今オーディションに入る流れだっけ??????」って初見時かなり戸惑ってしまったし、

個人 VS 個人ではなくコロスとの対決、しかもコロス自体が「無関心層」の象徴(襲ってもこない)と言う珍しい状況、

更にコロスが「デジタルネイティブ」役と言うことになってて、「んん?それは結局SNSや配信文化世代はくだらないものに目を向けてばかり、

みたいな主張になってない?各々違いはあれど通じ合い分かり合える糸口もあるよね、みたいな流れじゃなかったっけ??」

と、思考にノイズが入りまくってちょっと出足で消化不良起こしちゃったとこはあります。正直なところ。

あとさあ!ずっと思ってたけど小春達と新一年生は設定上年齢2歳差だからね!バチバチに三年生もデジタルネイティブ世代だからね!!!


ネーミングはともかく、劇場まで足を運んだりしないような観劇無関心層にどうアプローチするかって話は悩ましいところだよね…。そこは理解できる。

その辺の呑み込みを早めに済ませないと今回の流れは割と置いていかれる。


レヴュー空間に切り替わってからのさんこいちのレヴュー服再登場が客席からだったのですが、

初見時、下手の客席外側から近づく足音がかすかに聞こえてくるのに気づいて「こっちから来る!!」とそちらの扉に首を向けたのを覚えてます。


満を持しての「Show must go on!」からの、歌い終えても無反応のコロスに気づく時、涼が結構真剣顔で戸惑ってて、

小春は歌い終えた後の良いドヤ感漂う口元変えずに視線だけで「…あれ?」となってるちょっと面白顔なとこが地味に好き。

イメージ的に逆かと思うじゃない???



立ち向かっても来ない、こちらを見ようともしない相手とどう戦うか、舞台に立つ者同士の勝負ではなく

まず観客になるかどうかもわからない大衆の興味を引くための戦いになったのは

「舞台少女個人同士の感情」面では大きな波風が起こりづらい青嵐だからこそ出た題材とは言えるかも。

とにかく気を引く為、で出たのが奇抜な出だしで(おそらく青嵐っ子の発想として精いっぱいの)斜に構えたキャラ付けのエチュードだったのおもろ。


愛なき世界の愛に飢えたオオカミと、愛など忘れたヒツジ、漁夫の利を狙う狡猾な人間、

位置づけは悪くないと思いつつ全員動物モチーフだったらファンアートがより楽しかったなという感想が隠せないケモ好きオタクの私。

しかし、寂しいから群れて手を繋いで皆で一つの舞台を創り上げるんだという話で持ってきた上で、

エチュードの寓話に出てくる生き物がオオカミ・ヒツジ・ヒトなのは、敢えてやってるのかたまたまこうなっただけなのかが時々気になってる。

そういう意識で書いたわけじゃないだろうなとは思ってるけど、みんな群れをつくる生き物だね…。

そしてこのエチュードの中では全員がはぐれ者なんだなと思うと更に味わい深い。特に孤高のヒツジは強い。オオカミと互角で戦えてる上にそもそも人間が自分でヒツジ狩りしようとしてこなかった時点でもう強い。

ちなみに私のイメージだと家畜化されてない野生ヒツジタイプのイメージになってます(一般的に「ヒツジ」で想像するタイプのは牧畜用の綿羊)

アルガリみたいな感じがいいです。雄雌ともに角があります。何のプレゼン。


とは言えヒツジの氷雨ちゃん、動きは元動物準拠というよりキャラクター性重視の感じだったかな。


「貧相」扱いされた羊が最初見た頃はムッとしてて一瞬素に戻っちゃった感もあって可愛かったけど、

その後はツンと不機嫌そうにしてるか無視してる感じにシフトしていってた記憶。


エチュードで涼が胡散臭い物売りやり出した時、「え、愛!?」って飛び出して来て鼻先をクンクンさせて「ニセモンじゃねえか」と言わんばかりに顔顰めて引っ込む小春狼好きだったんだけど、目撃した中では14日ソワレだけ頬杖ついて冷めた目で見る感じになってて、これはこれで面白かったけど私は人間が獣を演じる時に普段ヒトがしない仕草をするのが大好きなのでちょっと寂しくもあり。体力温存とかそういう感じだったのかな。

そんなわけなので小春狼のハウリングは毎回の楽しみシーンでした。良い上体反らし吼えでありました。


対して涼の人間役、最初は胡散臭い商人的な感じで出てくるのに過激な物語を求められてる流れで

段々悪魔的に変わっていくところが観てるうちたまらなくなって来まして。

「共に倒れてこの俺様のものになれ」が最高に決まってて客席で倒れそうになった回もあったなあ。


BGではアドリブセッションについていけなかった小春が、(スタリラでも涼のアドリブ癖を咎めるような台詞があったと思うけどこれは氷雨もだったな)

率先してアドリブの即興劇を引っ張って行こうと頭を悩ます仕草が愛おしいし、

それはそれとして「お、キャラブレしてきたぞ」って部分が出てくるの、いまいちダーク展開的発想が出て来なかったのかなとも思えてきて可愛い。

狼の言動が甘くなって来た所で興味を無くすコロス達(書き込みが出てくるより前)に涼が敏感に焦りの表情してた時があって、

それでも小春の台詞に応えて戸惑い顔の涼から狡賢い人間にスゥッとグラデーションしていくところ、すごく良かった…



ちなみに私は「愛を求めているのに喰うと無くなってしまうというその部分こそ掘り下げを頑張れよ柳小春喰って絶望するか飢えて倒れるかの2択だろ」、ぐらい思ってるのでかなり発想がコメント欄のコロスでした水を差し大変申し訳ございませんでした。(突然の懺悔)

「あらしのよるに」の2巻以降の展開をぬるい蛇足と思ってる人間なのでその辺は小春ちゃんごめんの気持ち。

そして時には涼ちゃんをけしかけて面白がるコメント側の人間なので本当涼ちゃんにも申し訳ない気持ち…(巡り巡って氷雨ちゃんにもごめんなさい)

ちなみに心を通わせるオオカミとヒツジの創作で私のおすすめはやなせたかし作の「チリンのすず」ですドサクサでよろしくお願いします。

ヌルい話じゃ食いついてくれないからとコメントに流されていく涼ちゃん見てて辛かったけど、私も涼ちゃんを追い詰めたうちの1人なんだな…(自覚)



ところで涼が二人相手にガッチガチに暴れ倒すところがいつか観たいとは常々言ってましたが、

まさか役がエスカレートした結果のバーサーカーモードに入るとは思わなかった。

涼自身の感情が爆発した感じで小春、氷雨に対して暴れ倒すのも見てみたかったけど、

この期に及んでも「役に入り込んだ結果」としての対立でしかバチバチしてないの、

「涼」個人としては本当に二人に対してそんな感情に陥らないのかも、という方向で考えるとそれはそれで。

というか、こんなにもとんでもない後輩たちに翻弄されてる時ですら、一度たりとも涼は他者に対して本気で怒った様子見せた事無いんだよなあ…

(ただし、♯4の氷雨ちゃんの件が解決に至った経緯を我々は観測していないのでその辺りにまだ可能性はある)


煽りに取り込まれたバーサク状態のなか一握り残った自我が「自分個人への賞賛」への未練って部分なのもさあ…

こういう形振り構わない一面すっかり大人しくなってたけど、どうしたってこういうものが心の奥底にあるからこそ貪欲に輝けるとこもあると思うし

それでいて涼は(演劇未経験からのスタートでありながら「青嵐の中での実力者3人」にまで成長した割に)個人への評価がされてるシーンは少なく

作中のキャラ立ちがはっきりし始めてからは道化役のポジションも多かったから、何と言うか余計にね…。

あとコメント(視聴者・観客)のギスギス・暴力的な展開を望む声に押されて歯止めが効かなくなってる感じが作り手側の苦しみも意味合い的に背負ってる感じがしてね…!

涼ちゃん進学先でもそんなやつらに気押されたりしない?おばちゃん新しい学校まで見に行こうか??(映像系専門学校に対する個人的な篤い不信)(偏見)


それでも「じゃあ今スポットを浴びている小春の立ち位置を奪ってやる」「この賞賛を全部ひとり占めしたい」の方向には行かず(行けず?)

小春の呼びかけで戻ってくるのがさあ。戻って来れてしまうのがさあ。

自分の演技を褒められたい、自分個人へ称賛を浴びたい=同じ舞台に並び立つ小春や氷雨と敵対したって良い、では無いんだよね…。

時として激しく戦いポジションゼロを奪い合う九九組の姿にも魅せられるけど、

自分が何かを得れば仲間のチャンスは奪われるという事に対して割り切れないまま♯2からここまで来た青嵐の事、すごく愛しい。

そして、「いつからあなたは敵になったのか」という問いかけに、「そんな筈はないでしょう?」の反語を勝手に感じてる。

実際の脚本上の意味合いが何であれ、かつて仲間同士で主役を奪い合う覚悟はあるかと問われたこの3人は、

役割を奪い合うのでなく、どんな役も役割も皆で共に創り上げる事を選んだのだと私の脳は解釈してる…。


ところでこの暴走からの小春との対峙シーン、涼が上手側・小春が下手側でお互い髪で表情が見えづらくなってるのが

ガチで「観てみたかった心情辛めのこはすず対決シーン配置」だったので初見時心の中が喜びすぎてだいぶ危うかった。声出そうだった。

説得に入るところで位置が反転するからちゃんと表情が見えるようになるのも含めてこれこれこれこれぇーーー!!!!になってた。

好みを言えば「いつからあなたは~」の所でやっと表情見えるのも良かったな。実際はこの時だけまた表情が見えなくなる。


小春の荒っぽくも情けない感じの狼も、涼の狡猾で凶悪な人間も、氷雨の高飛車で強気な羊も「The ギャップの青嵐」的な役回りで、

またその役同士で争ったり蹂躙したり愛したり、あっさり視聴者からブロックされたり役から外れて反省会モードになったり、

「こういう場面あったら面白そうだよね」みたいなの全部詰め込んでこようとしてます?

コロスからの総ブロックで流れ止まるまで全部勢いで押し流されて観てましたよ初見のこのシーン。


とはいえこのエチュードの流れ、ともすれば「仲間の1人の間違いで失敗した」の悪者ありきな作りになりそうなところを、

あくまで涼の暴走部分はコロスの好みには合っていた(だけどリアルに演者を危険に晒す事で得られる賞賛って自分達に必要なものか?)

暴走を抑えて三人で改めてやり遂げた結末はコロスの好みには合わなかった(ではそもそもどうやって振り向かせたら良かったのか?)

ってとこに持っていったの、見せ場を作りつつ塩梅は良かったな。






◆瑠璃参戦~氷雨救出




3人の戦いが行き詰まった所で、瑠璃がレヴュー服姿&口上付きでついに参戦!

ヘタしたら5人全員そういう感じでデビューするのかなと考えてもいたけど、

「舞台の上に立つ」役者志望の覚悟を決めた瑠璃1人がこの服を纏うのは納得。


瑠璃ちゃんのカラーがピンクだったのは意外だったな。いや服装の差し色は確かにピンクだったけど。

名前的にいよいよ「青」を纏った子が出てくるのかと思ってたし、本当は青嵐続編にさくらちゃん来てくれたらいいなと思ってたところにピンクカラーの子が来てしまったの初見時点ではちょっと複雑さもあったな。(でもさくらちゃんよりはビビッドめのピンク色なのかな?)

瑠璃ちゃんの自撮り棒武器名何て言うんだろうね。イタリア語継続でピンク(rosa?)入るとして、武器名にチョイスされるのは苗字と名前どっちの方だろ。

ところで青嵐さんこいち陣営への追加戦士はピンクっていう何かそういうこだわりなんですかコレは。




アーカイブ終わる前に新キャラのビジュアルメモしておこうと頑張ったんだけど画質の限界とか観察する側の視認能力の問題とかもあるので気になるとこがなかなか見えなかった。瑠璃ちゃのレヴュー服に☆マークついてるのだけはキャストさんのインスタ画質で確定できて良かった(さんこいちは○△□がそれぞれついてる)

あと小春の耳、涼の首、氷雨の髪についてる飾りと同じシリーズが瑠璃にもあるのかどうかはまだ見つけられてないけど、あれはあの3人だけのお揃いが良いなあという気持ちもある…。それにしても瑠璃ちゃんのレヴュー服、パーツ分けしてくとちょこっとずつ3年組のレヴュー衣装要素もあるねえ。



飾りは☆マーク!


乱入者がかき回しに来たという体でコロスの気を引いて繰り広げられる小春VS瑠璃のレヴューの周り、

小春が瑠璃の挑戦を受けて立った時点で、二人で顔見合わせて頷いて動き出すんですよサブチーフ達…

途中までの無言の左右対称フォーメーションも良いし、氷雨の歌と涼の剣舞で、中心の小春を鼓舞するかのようになっている所、

歯車のしっかり噛み合った青嵐は最強!概念が大好きなので何度観ても良い…。


このナンバーの最中、なんか可愛らしい電子音っぽいものが聞こえるな?雑音?と最初しばらく気付いてなかったんですけど

瑠璃がレヴュー中に録画ボタンを押す際の音が入ってたんですね。気付いてからはポチっとするとこ注目するようになりました。

大分日が経っちゃったから完全に慣れてしまったけど、「あの武器、自撮り棒とスマホか…!」って気づいた瞬間もなかなかの面白異物感があって良かったな。


そして瑠璃の煽りを受け、小春に対して普段からの不満をぶつけ対峙する涼…というシナリオで動き出す涼VS小春戦がここで勃発!

涼ちゃん、上記のエチュード中にしてもコロスの反応伺いからの路線変更はまあまあ動きが早いんだよねえ。

今回は涼もコロス好みの方向へ「ノっても大丈夫」な相手だと信頼してるのか、

小春への挑戦台詞「いつもいつもコワい顔してめんどくせぇーー!!」(捻りだした語彙と日頃の鬱憤がコレなのかわいいね…)の声も

それを受けた小春からの「何ですって!?」の声もお互いにちょっとウキウキ楽しそうなトーンが漏れ出てんのよどうしたどうした可愛いぞ。

ガンガン楽しそうに斬り合ったまま、場所を変えて客席真ん中通路で殺陣するこはすずーーーー!!!!(悲鳴)

一番おいしいのどこだコレH列かそんな狙っても取れんわこんなんうわーー!!(←以下、初見時の心の声)

このシーン2階から見える???心配。(※見えませんでした)

対決理由はバチバチなやつじゃないけどおいしい!!おいしいけど配信でうまく見れるこれ??(※難しかったようです)



今まで無かった対戦カードのこはすず対決レヴュー、BBにて満を持しての対戦でしかも2戦あるという贅沢仕様ながら

そのどちらもガッツリ意見を違えた結果ではなく、必死の暴走&決死の食い止めだったり、

以心伝心エンジョイバトルだったり、決して心から対立した訳ではなかったの予想外だけど納得しちゃった。

しかし暴走時のお互い辛そうな殺陣と、「揉めている」芝居なのにニコニコと嬉し楽しい感じが漏れ出まくってる殺陣の合わせ技持ってくるの本当、

今までここの対戦カード切られるの待ってた私でも「ここまでしてくれていいんですか??」って慄いたよ。



そして改めてこの二人向き合うと対照性が際立ってて本当デザインがいい…。以前にも多分ディライト感想メモ辺りで書いたけど

メンカラーが補色関係だったり性格が無口ネガティブ&お喋りポジティブだったり、前髪の垂らす方向が逆なので舞台上で左右に分かれて向き合うと

お互いの表情が見える・見えないの2パターンの見せ方が生まれる所とか、対決構図になると映えるポテンシャルが元々高かったんですよね。







前半のこはすずバトルでの位置取りは前述した通りなんですが(あと配信時何度も観返したけど、涼が二人に対して重めに切りつける瞬間は殆ど上手から下手向き・あるいは奥側を向いてて涼の表情が見えない仕様になってる…?)

後半のニコニコ顔客席バトルの時は、通路挟んで前にも後ろにも観客がいるから

途中で立ち位置交代してどちらからもニコニコ顔のバトル(あるいは表情の隠れる角度から)を楽しめる作りになってたの、て、手厚い~~~~!!!!!

こんなにも!?こんなにも色んな見せ方でこのバトル見せて頂いていいんですか??? 

このシーンの特等席ともいうべきH列は取れなかったけどI列辺りから何度か見れたし、G列にも行けたんですよ!!(※通路はGとHの合間)

目の前!!目の前にロッソプリマヴェーラもヴェルデヴェントもあった!確かにあったんだ!!は~~特大感情込々のヒーローショーですよこんなの…


ところで恐ろしい事にもうビジュアルが思い出せなくなったんですが、

「ディライト公演のレヴュー中に小春&涼がスッと背中合わせに立った時の格好良さにも射抜かれてたから、

 今作でもどこだったかそんな動きがあって命とても助かりました。」って書き残してる自分がいるんですけど

どのシーンだったんだこの辺りなのか?(メモ書きは近い位置にあったけど思い出した順に書きなぐってるからわからない)

あまりにも悔しいので円盤に残ってることを期待したい。



そんで、こはすず方面ばっかり見てて初見時あまり状況がわかってなかったけど、

2人が客席空間で楽し気にバトルしてる間に瑠璃の唆しのせいで(←何でぇ!?)氷雨ちゃんがコロスに取り込まれてる!!どうしたその美味しい展開!

エンジョイしすぎてるうちに氷雨ちゃん取り込まれちゃってた事は後でこはすず2人で謝ろうなってちょっと思ったけど、

その後アフトで(※別記事参照)その辺突っ込まれてたの面白かったからいいや。2人は責任とって一生氷雨ちゃんを1人にしないでくれな。


味方がコロスの仮面をつけられ取り込まれる展開があらゆる方面においしすぎたんだけど

この辺りになると完全に今回のコロス(デジタルネイティブ)に対して「決別すべき敵」「お前たちの好みなんて知った事か」と

みなした風な煽り台詞が飛び出てきた事はちょっと気になった所。言ってるシーン自体は格好良いしそれも答えの一つだとは思うけども。


それはさておき、コロスを煽りながらも若干いつものやりとりが戻ってくるこはすずも可愛いし、

(「さっきのは演技じゃぁん!」って多分概ね本音で思ってるだろう涼と、とは言え本当は文句はあったんだろ的ないじけが見える小春の「どうだか!」、なかなか良い味がします。)

最前列から見た氷雨ちゃんの仮面の奥の目が虚ろにギョロリと動くの、すごく良かった…

ネガティブな歌詞が並ぶ歌を「♪それの何が悪いの?」のガンギマリ目小首傾げで歌う所だいすきーーーーー!!!!!!!

大変どうでもいいですが私はゲームの「ペルソナ」シリーズがまあまあ好きで舞台版(皆美さん・七木さん出演経験あり)も見てたので

「仮面がキーアイテムで普段本人が言わなそうなネガティヴ台詞を口にするやつ、実質葉子ちゃんもこれでペルソナ仲間ということに。違うか。違うな。」とアホな事を考えてた。



そして小春&涼&瑠璃でコロスに取り込まれた氷雨を奪い返そうとする展開は正統派な感じだけじゃなくてどこかコミカルなとこもあって可愛い。

対コロスの為に瑠璃達がデジタルネイティブ達を撮影し始めるくだり、

涼は撮影ちゃんと出来てたけど、小春がスマホの傾け方からぎこちないのもめちゃくちゃ可愛い。

(※公演途中から涼もスマホ角度を瑠璃に直される形に落ち着いてた)

そうして出来上がった動画を喜ぶコロスに向かって、「こんなの、消してやった!」と言い放つ涼ちゃんイタズラっぽくそしてSっ気があって良い…!

このシーン実はよく見てると、最初瑠璃に撮影を指示したのも涼なんですよね。



コロス達へ追い討ちのような煽りを浴びせた後、涼が中心になって左右の小春と瑠璃に号令をかけ、

氷雨を追い詰めたあと剣をかなぐり捨てて張り付いた仮面を素手で必死に掴み剥ぎ取るところ、毎回息止めて見入ってしまってました。格好良かったよ…!




無責任な煽り評価に乗せられて動いてしまった結果が共演者(特に氷雨)も危険に晒すヴィランの立ち回りとなってしまった涼だけど、

どうやっても響かない相手からの評価なんか切り捨ててひたすら仲間の救出に動くその姿が、舞台のセンターで輝くヒーローに変わったの、イイな…

皆美さん自身がこれまでに演じたヒーロー系・ヴィラン系の役柄ギャップの良さも重ねつつ見てたから更に味がする…!


涼ちゃんが武器もかなぐり捨てて必死に力づくで仮面外しつつも、気を失った氷雨は優しく抱き止めて

乱れた髪やリボン撫でて直してあげてるのよよよよ良すぎなんだが????(絶対氷雨ちゃんこの時意識ないだろと言う点も含めて)

すごくその仕草が良かったんだけど、公演終盤は衣装の手直しか何かあったのか、救出後氷雨ちゃんのリボンが頭の前面に落ちてくることがなくなっちゃって、涼が優しく撫でながら戻してくれるのも無くなったし収録にも残らなかったのは地味に残念。

エチュードのシーンで氷雨に結構手荒い事してたのに脚本上で謝る台詞が無かったから、

私はこのシーンを「ごめんね」の代わりとして観てた傾向があったので… 記録には残しておきたい。




◆最終レヴュー


「アップデート」のレヴュー名と「青嵐をアップデートしますか?」の画面にはちょっと初見時面白くなっちゃったんだけど

それをガチでやってる演者の皆様は正当にかっこいいから困るな。2,3回見たら慣れました。

小春のアップデートジャキーン!の動きは少し上手寄りの席から見るとちょうど「YES」のど真ん中をぶち抜くので格好良さがマシマシになって気持ちいい…!!




BabyBlueを歌いながら繰り広げられる青嵐舞台少女4人の戦う姿を堪能していると、

舞台上に何やら長物を持った七八が乱入!一瞬、クリームソーダの残り4人も戦うのかと思ったら、

「この熱き女優にもっともっとライトを!」の台詞で気づいた。これ照明操作用の道具だ!(頭をよぎるサ●ラ大戦の照明操作ミニゲーム画面)

殺陣の効果音を載せていく音に、レヴュー(本番)中の衣装のほつれを補修する和、

作中世界では裏方の存在しないトワイライトシアターで、裏方仕事でサポートとバフをかけて対抗していく姿楽しい~~!

しかもレヴュー服のほつれを戦闘中に直すやつ、舞台裏密着レポートとかで見覚えあるんですよ。もちろん舞台の上で直し作業はしないけど、

本番中に衣装が破けちゃって、袖に待機する何分かの間に衣装さんが駆けつけてなんとか目立たなくしたり、

場合によっては数秒で布用ホチキスでバチバチやるやつー!本番中の舞台は戦場!!


仕上げの大布ギミックと、そこから脱出スライディングするさんこいち、

最前列観劇の日は、大布の下で微笑みながら見交わし合ってスライディング姿勢に入る3人の顔がよく見えてとても良かったなあ。

そして下手に向かって飛び出す皆美さんのスライディング距離に毎回驚いてた。

配信で見る頃にはもはや同じ画角同じ映像しか見る事ないのに毎回驚いてた。距離が長い。

このシーンを客席で観てると、風を浴びると共に舞台上の匂いも運ばれてきて、

こういう事も映像だけでは伝わらないし、いくら映像で見返してもこの時の感覚をはっきりと思い出すことはできないんだろうな、

と感じたことを今でも思い出します。もう風の感覚もおぼろげだし匂いはわからないな。


完全勝利ルートの反撃体制に入った時のBabyBlueの歌詞が「アナログにキラめく私の本気が怖いのか」「もがく私たちにはステージしか無いの」と

舞台に立つ自分たちを強気で誇る言葉と、どこか弱気に迷いを抱えながら今この舞台に立つしかない覚悟の言葉が短時間で繰り広げられていた事、

「青嵐総合芸術院」の子達の曲として、好きだなあ。

決着の瞬間、階段上センターの氷雨を中心に、階段下で闘っていた小春と涼が舞台の上手下手の位置をチェンジしながら勝利ポーズに入るのがお気に入りポイント。前のシーンの共闘もですが、こと戦闘シーンになると小春と涼が対になるの何故か視覚的に「強さ」を感じる…


そして今回のレヴューシーンは舞台少女同士で勝敗を決するレヴューじゃなかったから、もしこれが青嵐さんこいちの出る最後のレヴューだとして

(エチュード内容を別にすれば)涼は現状、一度も小春・氷雨を倒したことも倒されたことも無いんだ…?それもまたそれでそそるものがあるな。

連日、涼ちゃんのやっと2人にも見せた落ち込む姿とか、誰に対しても懐っこく色んな事に良さを見出す柔らかさ故の流されやすさとか、

皆で創り出す演劇を愛してても、個人に対する賞賛はどうしたって欲してしまう事とか、そんな所をあれこれ噛み締めてて、

でもそこからの、相手を信頼し切った小春との殺陣とか、氷雨救出戦でメインをバチっと決めてくれたところなんかをもう堪らなく感じてたので…

愛してるよ、舞台少女・南風涼…


今作、卒業を前にしてさんこいちVS先生での最後の対決なんかも来るかと予想してたけど、そっち方面の動きは無かったなあ。

とは思うものの、これだけさんこいちの成長の後押しやクリームソーダちゃん達への発破かけも兼ねたレヴュー仕掛けて

編入手続きもしれっと裏で手回してる教師に勝つのまだ早くね?の気持ちにもなる決着後シーンではありました。

先生が編入のお知らせプリント取り出すの2回目以降ずっと知ってる筈なのにどこから取り出したのかずーーーっと見えた事が無い!!

「勝者!青嵐総合芸術院!」ってコールしてる時絶対手に持ってる筈なのに毎回必ずその事実を忘れて見入ってたんですよね…不思議だね…


反発していた後輩たちをステ専へ迎えることになる大団円、「ようこそ、ステージ専攻へ!」と後輩組へ手を広げる先輩三人を正面に近い角度(下手寄り席)から見る事ができるのも舞台現地の強みだったなあ…。





◆卒業式~ライブ&フィナーレ



「ようこそステ専へ」、でミュージカルパートが終わってておかしくないぐらいのシーンだと感じてたせいか、

お揃い衣装でクリームソーダちゃんが踊ってるとこが既にライブパートなのかと初見時焦ってしまった。

普通に卒業式の時系列で踊ってるだけだった。卒業式の日に外で何してんの。

そして式典用黒服おめかし八雲先生イン…!素敵!!恰好良すぎる!!保護者席の反応大丈夫???倒れかけてるお母様いない??

というふざけた気持ちと共に、れ、礼服だ~~~~!!とうとう来たぞ卒業概念ーーーー!!!!の気持ちで情緒がオーバーフロー。

そういえば南風涼、卒業式ぐらいは上着の前ボタンきっちり閉めた姿で現れるんじゃないかな、と想像してたけど、

最後までボタン全開だったな…(しみじみ)もっと着崩してるキャラがわんさか出てきたのでそんなに気にならなかったけども。


すっかり「いつもの日常」のテイで八雲先生に叱られてる七八も音も愛おしいな…

ところで至極どうでもいいのだけど、八雲先生怒らせてる時の七八が、たまに身をすくませて棒立ちになってる動きの時があって

観るたびに「アフリカオオコノハズクの擬態」が頭をよぎってた。


在校生組とちょっとダルそうな口調でわちゃわちゃする八雲の響子ちゃん、こんなのは毎年の事って顔して見せてるだろうけど

普段なら七八からのケツアタックなんて直前で避けそうなのにしっかり食らってる辺り、この時かなりセンチメンタルモードだっただろうなあ。

「素直な者から愛すると決めている」なんて言い出すと、「他校で上演してる演目の上演権奪いにカチコミに行く」に疑問を挟まず付いてくる素直な3人、

可愛かったし心配になっただろなとしか私には思えなくてしょうがないです。贔屓と言われようが青嵐🚥トリオはこの世代の八雲先生の不動のお気に入りっ子であってほしいし、今後先生が後輩世代の指導の引き合いにさんこいちの話出したりしてほしいし、少なくとも瑠璃の世代は卒業した先輩たちの事あれこれ言及するだろうし、いずれ青嵐内で伝説のOGトリオ扱いされててほしい願望ある。ここまで全文ただの願望。


あと私が舞台を観る時に、お気に入りの演技だけじゃなくお気に入りの演出とか、舞台セットとか照明の当て方とかも色々あるんですが、

演技はともかく他は予算の関係か少し簡略なものに変わってしまう時もあって、「予算は無限ではない」という部分もチラッと言及してくるこの舞台、本当…!観客視点でも沁みる…!


そしてまさかのクリームソーダで一番冷めてた計ちゃんが舞台美術で入賞の流れ、だいぶ上の方で前述してますが

「なんで名前が瑠璃なのにこっちが青じゃないんだろ??」とも正直思ってた所に、計ちゃんがしっかり八雲先生の師事のもと青嵐っ子として花開いてて…納得の青カラーポジでした。しっかり先輩達にもデレるじゃんね計ちゃん…

ところで♯3ラストのあのさくらちゃんは受賞ならず?からの計と同じ流れのプラハ留学、

小春は卒業後新国立合格して新人女優生活、柳家、急に広く静かになるねえ… (上の姉二人も家出てる可能性もあるから余計に)




ところで前々から、涼の進路決定が舞台寄りでは無い事へのアンサーが欲しくて(演じる皆美さんが映像媒体でアクションやってたから、って理由じゃなく、まひるに憧れて演劇学校へ来て小春・氷雨と出会った「南風涼」としての理由が欲しい)

でも今回も進路決定に至る過程の描写はなかったのだけども、もしかして後輩たちの手による映像配信ならではの良さも知ったから、映像媒体での魅せ方も学んでみたくなった、とかそういう流れだったりしないかな…?

生の舞台は素晴らしい、アナログ表現だからできる事もある、でも、映像やデジタル媒体ならではの良さもやはりそれぞれにあるのも事実。

もしもそう言う事なら、今まで出会ったキラめくものたちに新しく挑戦したり、アレも良いコレも良いと色んなものにワクワクしていたり、手を焼いてる後輩たちの言い分にも素直に耳を傾けてしまう「南風涼」の歩みとして、それなら納得しちゃうなあ…。

そこが流されやすさと紙一重な所があるから(今作の暴走描写もそう)、ちょっとこの先の心配はしてしまうけども、だけどきっと、

もう暗い思い出ではなくなったまひるとの事や、青嵐で過ごした3年間や、小春・氷雨と歩んできた「舞台」にかける日々の思い出が

迷いから導く灯台になってくれると思うから、他のジャンルの事も色々学んでその後にはまた舞台に戻って来てくれると信じていたいな。


氷雨ちゃんも♯4のあの辺りの時間軸で具体的に何があったかは示されないままこの舞台も幕を閉じるけど、

晴れやかな気持ちで「ドイツへ行く」選択肢を選んだこと、距離が離れる事・進む道が違う事の不安からは完全に抜け出てる事は示されててそこは安心。

もうここまで来たら♯4の氷雨のメンタルどん底ぶりを知ってる面々から、今後成人後なんかの顔合わせる機会の度に

「あの頃結局小春・涼と何があって回復したのか」をつつかれまくってほしいしそのまま3人だけの秘密になってしまえば良い。


本編ラストにかかる「Goodby,again」、歌詞の中に「青にさよなら」と、♯4で私が心苦しくなった1フレーズが入っていたけれど、もう今なら大丈夫。

なんて爽やかで嬉しさも含んだ「さよなら」なんだろ。襲い来る寂しさは拭えないけど、もう向き合うのが辛い寂しさでは無いなあ。

また、キャラ名に含まれた季節と自然の語感が綺麗な八雲先生と青嵐さんこいちの卒業ソングの中で「花鳥風月」という言葉が

「思い出にいつでも寄り添ってね」と歌い込まれていることが本当に美しくて。

日常生活の中でも感じるふとした自然の美しさが、この先の彼女たちにこの3年間の思い出を運んで来てくれるんだなと

そんな風に思える事が嬉しい歌詞だな、と思っています。



本編ラスト、物語的には八雲先生とさんこいちが向き合って最後の挨拶をしているところなんだけど、

実際の舞台空間としては皆が客席をまっすぐ見ながらこの感謝と別れの挨拶を述べてくれているの、

想いが溢れすぎるので「頼むから一度余韻噛み締める時間をくれ…」と思いながら毎公演次のライブパートに向けてペンラ点灯してました。


この台詞、作中のキャラ達の言葉としても、舞台の上から客席に届けてくれた言葉としても、

私たち観客から「青嵐」を作り上げてくれた全ての人に届けたい言葉としても生きてくるな、とずっとずっと噛みしめてる。

公演が終わった後もずっとずっと。






◆ライブパート&カーテンコール



卒業シーンから間髪を入れずのライブパートなので、1曲目は上記シーンに登場してない中等部ちゃん&アンサンブルさん達による「夢のプレリュード」

とにかくこの時点だとつい数十秒前の余韻も抜けてないしペンラも準備しなきゃだしでリズムに乗るのが精いっぱいだった記憶しかもう。

余裕のある日は♯2のペンラでピンク点灯させてた記憶はちょっとあります。中等部の中ではみんくというか心ちゃんが好きです。

ちなみにペンラ完成系はBB&BG&♯2の3本でさんこいちカラーの3本同時両手持ちでした。3本まとめて持つ事に命賭けてました。


2曲目、煽りを入れながらの青嵐組勢ぞろいの登場で「舞台少女心得」。曲始まりの煽り担当は回り持ちだったけど、音楽が大きいので

あまり詳細まで聞こえないのと、こちら側もまあまあ興奮してて頭が回ってないので誰から何言われたかはほぼほぼ覚えてないのが残念。

葉子ちゃん担当の日はがっつり煽られたような記憶は何となくある。あと、金曜ソワレは皆美さんだったのだけ異常に覚えてる(この回、腹痛が来ててコールに応えきれなかった無念が強いので)

それはそれとして、最終的にクリームソーダちゃん達も八雲先生も含めた皆でこの曲っていうのが嬉しい選曲。

あと涼推しの視点からだと、「♪太陽のように眩しく咲いた花に見習って 出会いの全てに意味があるの」のパートが涼メインだったの、とても刺さる…


途中のパートで舞台後方にいる先生&さんこいちが、日替わりでまあまあ遊んでたの可愛かったですねえ

小春&氷雨と先生&涼の二手に分かれて小春と先生がにらめっこっぽい事したり妙な攻防繰り広げてたのも面白かったし

「♪進化し続けるの そっと見守ってね」の歌詞に合わせて4人が一列に並んで、端の一人から少しずつ立ち上がるようなポーズ決め始めたの見て

「進化論の図!!」と気づいてバカウケした日もありました。





そして初見時に、持ってたマイクを預ける八雲先生が視界内に入って瞬時に「来る…!」と悟った八雲先生の宙返り!

本編で今回暴れるシーン無かったからこういう動き見られないかと思ってただけに嬉しさもひとしお。

その後に続く小春とのデュエットでの「私たちは舞台少女」の歌詞でまたグッとくるし、

よんこいちと後輩ズがちょろっと絡むお遊び動きも挟まれるし、お祭り状態と情緒乱しが同時に来る。忙しい曲…!



この動き知ってる…アイドルとオタクのやつ…!





3曲目、さんこいち&アンサンブルの「Blue Anthem

本編ではネガティブバージョンだっただけにライブパートで満を持しての正統派バージョンが嬉しい。

千秋楽、この辺りで歌声が震えてたなあ…


4曲目、中等部ちゃんの曲で「Remains

ライブ系が本来苦手な私、↑の時点で既にライブ照明にやられ始めている為

毎度この曲で一旦力尽きてました。ここの照明が一番目に来る…!リズムがとりづらい曲でワタワタしてたのもあったかも。


5曲目は新曲「Baby Blue」(開始時舞台が青暗くなるの、非常に助かりました。舞台好きのくせに光に弱すぎる)

ここで3人が客降りとなるので、基本3本まとめて振っていたペンラを本人の前では該当カラーだけ強めに振ったりもしてました。

距離が近くなると急に好きが溢れてしまう。

公演中に聞き取れなかった英語歌詞があったんですけど、後ほど改めて配信音源で聞いたら

♪演じるキミを ”I'm rooting for you"」って言ってるんですね。支え合い認め合う青嵐ソング…

ところで3人が最前列の前通路を歩くとき、すれ違う涼ちゃと氷雨ちゃが一瞬指先だけ絡めてタッチしていくの急にかわいいなどうした



フィナーレ、「Glittering Stars」。

カーテンコールのお辞儀が終わったメンバーが、舞台の端で全員の登場とお辞儀が終わるまで可愛い振付で踊ってるのとっても好きなんですが

今作はアンサンブル以外だとトップバッターは八雲先生一人なので、キュートに踊りながらも舞台少女たち全員を見守ってる感じが良くて好きが溢れました。

ところで公演終盤、上手と下手から出てくる氷雨と涼が、中央まで歩み出てきた時におでこコツンするようになったの何なんでしょうか。



円盤お持ちの皆さん、(これ打ってる時点で円盤内容確認していません)

おでこコツンが映ってたら是非お手持ちの分度器でお互いの身体の傾きを計ってみてください。

皆美さんの方が体をより曲げているという物理的に至極当然の事実を数値で実感してください。可愛いです。


曲の終わり、上手側に下手側に、氷雨と涼がそれぞれ小春の手を取って移動する所がチーフの取り合いみたいでとても可愛くて。

これ、BGの時は3人で手繋いで固まって動いてたのも可愛かったし、今回の手を繋いでる二人に逆サイドの一人がとことこついて行く感じもかわいい。

何しててもかわいいって言うんじゃないですかね。それはそう。




カテコの最後でアンサンブルちゃん達による青いペンラの光、💙型になってるのだけど

見ようによっては😊顔にも見えるのがすごくいいな…「笑っていたいから」、ね!







◆ざっくり本編振り返り感想

(またの名を本文に入れそびれた感情覚書 まとまりません)



青嵐BB、♯4の青嵐サイドかなと思いつつ観てたら思いのほか♯3の青嵐サイドな部分もあったかも。


新キャラのクリームソーダの5人、中学からこの5人で動画撮ってた事考えたら多分同中だし住んでた地域もきっと近かっただろうし、

その延長で全員同じ学校に進路を決めてしまったのでは?と感じてて、(というか「裏切り」を気にする様子が伺える歌詞を歌う七八が別ルート進学に難色を示した?)

馴れ合いで進路を決めてしまった所で起きた歯車の狂いが♯4で氷雨がやってしまった「本気じゃない受験」と通じてて、

1年達の進学ミスマッチ問題は「友の手を離すべき時に離しきれなかった」♯4問題の別ルートなんだよなあ。

♯4の裏側で青嵐さんこいちに何があったか知りたくない訳は無いんだけど、具体的なエピソードの描写が何もなくても、

冒頭からいい顔でお互い別れの寂しさを分かち合ってる姿見るにつけ「そんな程度の事でこの3人に亀裂の一つも入ると思った?」って回答されてる感じで結構気持ちよく今の状態受け入れてるなあ。

和の場合は最終的にメンバー全員ステ専に合流する事で軟着陸したけど、こちらもいつか卒業までに少しずつ程よい距離を探っていく事になるのかな。

それにしても「離れたところで友情は壊れない」と確信した上で進路変更できたの改めて良かったね氷雨ちゃん…

♯2から通して、青嵐キャラの出演舞台は氷雨ちゃんの大きな成長物語にもなってたねえ。



青嵐ステ専クラス、六月で新一年生が本格合流する形式って事は、BGの時系列って今更だけどどの辺なんだろ。

今回は後付け後輩1年生エピだから多少の矛盾は良しとして、BGでも稽古場に一年生自体はいたんだよねえ。

BGが進級したての話なのは確実で、6月以降がメインのBBが時系列は後ではあるんだとは思うけど、

あの時点では「普段は別教室で活動してるけど時折2,3年生に混じって指導は受けてる」みたいな扱いなのかな。

入学2ヶ月間は基本一年だけで諸々の基礎叩き込んでおくのかなー。八雲先生と一年っ子はどこから顔合わせなんだろ。

ステ専実技の辺りは学年全員を八雲先生が見てる感じだろうけど、クラス(学年)担任って形だとどういう風に分かれてるんだろね。


そして普通科の他にアート学科の存在もわかった青嵐総合芸術院。多分学科の壁を越えてあちこち知り合いいそうだな涼ちゃ。

一応共学校らしい青嵐だけど、舞台学科ステ専の男子生徒は描写されてないだけなのか、

ステ専は女子で構成されてるだけで舞台学科全体ではいるのか、案外アート学科に男子が偏ってたりするのか。知りたい事は増えるばかり。

普通科は普通に男女均等に居そう。(ここまで全て偏見)

時にはアイディアもくれるというアート学科、青嵐が裏方方面で表彰されているのは

そういう別ジャンルの感性からの舞台デザイン案も貰いながらブラッシュアップされていってるからって所もあるのかもね。

ブレインストーミングは大事。


物語全体の流れとしては、展開の持っていき方と言うか、デジタル世代や配信文化に対する少し雑な物言いや描写はちょっと表現がひと昔前感あるし、

(「デジタルネイティブ」という言葉の使い方とかそもそも「デジタル」が今作品において指す意味合いに観客側の寄り添いが無いと伝わらない面がある事とか)

結局小春たちと瑠璃たち双方「舞台を愛する」という点にすんなりスッと集約してしまったのでそこまでの積み立てが一瞬で過ぎちゃった事とかに戸惑うところはあったけど

青嵐好き、舞台好きの自分としてはトータルで満足度が高いし、BGでは重たい空気のシーンが続いたり3人がバラバラだったのとは逆に、ギスギスのシーンの中でもどこか面白要素が捩じ込まれてたり、新キャラ投入のターンはサッと済ませてとにかく3人が基本ずっと舞台上で一緒にいるのがとにかくBGと好対照で面白くなっちゃったな。(書くまでも無いですがBG公演も大好きです)


私はやっぱり青嵐さんこいちが3人一緒にいるところが1番好きなので、今作ではほぼ常に一緒にいる青嵐3年トリオがたっぷり観れて嬉しかったし、

「それはそれとしてその内2人の組み合わせでこう言う描写良いでしょ」ってのを各組み合わせで盛り込んでくるのも強かった。

氷雨ちゃんを介した組み合わせだとロマンス要素が見え隠れするんだけど、小春&涼の組み合わせだと

楽しそうに笑いながら以心伝心ガチバトルし出すと言うバトル系バディものフレーバー入ってくるのなんなのめちゃくちゃ好きです。



今作、結構威圧的で生徒を攻撃的に挑発する顔も見せてくれた今回の八雲先生(レヴュー空間では大体そんな感じでは?そうかも)

「ロン毛」から「響子ちゃん」呼びまで生徒側があまり礼儀正しく無いバージョンで絡まれてるのも珍しかったなあ。

さんこいち、多少ヤンチャ属性ある子もいるしメンタル不安定な時もあるけど、相対的に大変よいこの集まりである事がよくわかる。

今までの描写の八雲先生だと、授業でお叱りやる時も鷹揚で余裕ある振る舞い多かったけれど、今作ではツッコミ入れるかのようにバシバシ叱り倒してるのが本当新鮮だった。

涼ちゃんも最初あんな風に叱られながら仕込まれたのかなあ。小春に関してはチーフに据えること自体がある意味躾の一環だったことが判明して面白くなってしまったね。


もしかしたら卒業公演でさんこいちVS八雲先生を徹底的にやる可能性もあるかも、と上演前は思ってたけれど

実際は今作では先生レヴュー不参戦で、ひたすらにさんこいちによる「舞台をどう作って行くか」と、舞台に立つもの、支えるものとして自ら動き出す生徒たちの戦いとして完結していたなあ。

もしかしたら♯2の時言及された、「3人の中で一部しか舞台に上がれないとしたら」「3人の中で他を出し抜いて自分が主役にふさわしいと主張できるか」の課題が再び出てくるのか、とも思ってましたが、そういった方向性での激しいぶつかり合いは無く「3人」のまま巣立ったさんこいち、先生ももうこの方向性の煽り方ではこれ以上しごけないと判断したのかなあ、などと思うなど。

3人が3人とも、「自分以外の2人こそがすごい」と思ってそうな所のある青嵐さんこいちだものなあ。愛しい。


ところで新規情報的な意味では涼ちゃんの家庭環境や、青嵐に寮はあるのか問題とかは出てこないままだったな。ご想像に任せてもらっていいんですか?(ポジティブ)いや、涼ちゃんのご家族とかは設定あるなら教えて欲しいですが。

新一年や、新入生時さんこいちの「なぜ青嵐を目指したか」もあらすじ的に描かれるかと思ってたからそこはまだ物足りないかも。時系列また戻して描くか三浦先生またミニ小説書いてください

卒業後の大人舞台少女達の新作舞台作ってそこで回想するのもいいなあ。言うのはタダ。



BB公演発表時、新キャラのクリームソーダちゃんたちの事を好きになれるか(※オタクは病み過ぎて時に新要素全てを嫌う為)不安な状態でしたが、幕を開けたら生意気かわいい後輩として受け入れられたの本当に良かった。これは作品評価というより1オタクとして自分に安心したという意味での「良かった」です。

ちなみにお気に入りは七八です。ダンスで魅せてくる人を好きになりがちです。


七八の名前の由来は照明器具の名称だったと今は知ったけど、初めて七八を観た後思ったのは「名前に八って付いてるのもしかして八雲先生要素か…?」と思ったぐらいヤング響子ちゃんこういうとこあったんじゃ無いかと勘繰って観てましたね。あと何だろう、ビジュアルが醸し出す雰囲気とか…。

スタァライトの新キャラで「なな」という音の入った新キャラ出すのも思い切ったなと思ったし、名前に「七」「光」が入ってるのも何かネガティブ理由があるのかと開幕するまでずっと思ってたもんな。今は普通に名前ごと可愛いと思ってるよナナハチ。


クリームソーダちゃん達、役者志望1人・裏方志望4人の形式のまま団結して行っててもいいけど、もしこの子達の物語の続編があるとしたら他の役者志望同級生あるいは転入生の登場とか、裏方勢から役者勢への転向展開とかも色々ありえるよなあレヴュー服人数の都合的にも。

私はななはちが裏方志望なの「ちょ、ちょっと考え直さない?在学中なら色々試せるじゃん???」って力強くお話したいですよ。その手脚でその動きで板の上には立たないおつもりで?????

まあ、裏方が役者を、役者が裏方をしっかり学べるのが青嵐なのでいずれどっかで舞台の上には立つかもしれないですね。ビジュアル爆発してるのに台詞がド大根だとかわいいと思います。(勝手妄想)

トワイライトシアターでは舞台装置は役者のキラめきに応じ勝手に動き出すもの(作中設定)だけど、

勿論その「勝手に動き出す」を舞台作品として表現してくれている、いわば「演じている」リアルの裏方がいて、

その作業は決して自動的でもただ機械的でも無く、役者と共に幕が降りるまで戦い続けてる仲間であるという事実を、

トワイライトシアターのシステムに立ち向かう新一年生たちの姿でここまで表現したの、最高に好きだったなあ…


こんな大勢の人の手を借りて、その時その時リアルタイムで創り上げ、創ったものは基本あとには残らず(映像が残る事もあるけれど、残念ながら実際の舞台とイコールの存在ではない)、時間も場所も制限があり鑑賞できる人数はどうしても限りがある、手元の端末を少しいじるだけで娯楽にアクセスできる現代において、演劇はとても非効率的な娯楽だと言わざるを得ないけれど、それでも、それでも舞台が大好きなんだよなあ。そんな気持ちを目いっぱい思い出させてくれたんですこの作品は。

演劇は映像のようにすでに作り上げられた完成品を観るのではなく、観客のいる中で大勢の人がその都度創り上げていく芸術なのだよな、と常々観劇時のふとした瞬間に実感する事はあるけれど、上演中以外にも立ち働く人々、いわゆる「作り手」と呼ばれる人達以外の広報や劇場スタッフ等にも作中で言及があったのも、良かったな… 今公演でも劇場スタッフさんには大変お世話になりました。

あの照明演出が好き、舞台美術が好き、衣装の細やかな装飾が好き、一幕でほつれてた衣装が直ってるなあ、とか、音合わせが綺麗にハマってるなあ!、とか、終演後に客席後ろのスタッフブースを少し垣間見る時のワクワクとありがとうの気持ちとか、これらはまだまだ一部だろうけど、こんなにも沢山の人の手で作られてる事をただの観客視点からでも確かに感じてるから。まだまだ見えないところにも舞台の作り手がいるのを知っているから。

舞台の中心に立つレヴュー服を纏った舞台少女と、それを支える裏方の「舞台少女」達が対等で渡り合い支え合えてるシーンが見れたのが本当に嬉しい舞台だったなあ。


至極どうでも良いけど、今作先生による「わがまま娘」や小春の「おてんば」って語彙が、自分の幼い頃教師から諫められつつ暖かめのトーンで言われたワードすぎて絶妙な刺さり方をするんですが、この辺10代20代の創造科の皆様どういう印象持ったかは気になる。

実際テーマとして描かれてる部分以外からも勝手に己の小中高時代が呼び起されてしまって、初見時からずっと自分の思い出とまぜこぜになっていくんだ青嵐BB。

かつて少しだけ「演劇部に入る」と言う選択肢があった頃の自分や、

少し横で見ていただけの本番中の演劇部の舞台袖、実際の観劇中にふと感じる創り手の仕事に馳せた思い。

十代の頃から劇団四季で観劇人生を歩んで来たので、よくバックステージ見学イベントなども体験して来ていて、

その都度道具や設備、危険も伴う裏方作業、役者と息を合わせて作り上げる「創作」の世界、その一端を垣間見せてくれたあちこちの劇場。

素人ながらも解説を聞かせていただくたびワクワクしていた気持ち、これらの感情をまた新鮮に感じられそうな気持にさせる作品でした。


私が長年愛してるミュージカル作品の「CATS」を観てから、月や猫を見るとジェリクル舞踏会に想いを馳せるようになったように、

今後はやわらかな青空を見るたび舞台上の架空の青春の日々に思いを馳せるんだろうな。

これから先、何気なく目にした風景の中に作中の彼女達はこの日のことを思い出すんだろうなと思えるし、観客もそう。

見上げた空が優しい色をしていたらこの先もこの公演を思い出すと思えるし、それが嬉しい。

優しい色の青空がこの公演の象徴みたいになって良かった。

もしかしたらこの先3人の立つ舞台はもう交わらないかもしれないけれど、

どれだけ遠く離れても見上げる空は一つだから。

3人がこの先どんな未来を進むにしても、例えこの先舞台以外の道を進むことになったとしても、

この時全力で舞台を愛した日々はずっと3人の胸の中に在り続けるから。


ところで客席内のスタッフパソコン壁紙に青嵐校章が表示されてて「好き…💙」の気持ち溢れました。

青嵐BB、終演後に客席が仄かに青く照らされて色づいてるのを眺めながら帰るのも好きでした…💙








◆ごく個人的な青嵐振り返り(書きたい事が溢れました。観劇レポとしては完全に読み飛ばしていい文章です)



スタァライトと出会ったのはTVアニメ放映時、そして舞台版を意識したのは当時流れてたCMと、♯2に私の好きな女優・佃井さんが出演すると聞いた所から。

ああ、こういう作品の舞台ならきっと殺陣があるだろうな。皆美さんなら魅せてくれるだろうな、とぼんやりとした期待はありつつ

具体的に観に行こうとか円盤発売日はいつ頃だろうとか積極的には情報は追わない、程度の距離感でした。

いつの間にやら再演も決まってましたが、(この時点で「あれ?円盤出てたっけ?」ぐらいの興味範囲)現地まで観に行く事自体は無い対岸の出来事だったのだと思います。


大変私事ですがその当時、家庭内に懸念事項があり、遠出どころか観劇自体があまり視野に入っていない時期でもありました。

また、皆美さんが出ると言ってもメインはあくまで九九組ちゃん達ですので、ライブ系文化に馴染みが無い自分には

ライブビューイングですら敷居が高いしノリ切れないだろうな、と避けていた部分もあり、とは言えどういう内容かは気にもなり、

とりあえず公演時にはSNS上の他人の感想をチラチラ覗いては「ゲストキャラ(出演者)が好感触そうで良かった」と確認作業めいた感想漁りをしていたのを覚えています。

なんだかんだで後々円盤も買い、いざ見てみると(よそ様の感想である程度知っていたとはいえ)思った以上に好みのキャラクター造形で

繰り返し見ているうち佃井さん演じる南風涼ちゃん以外に同じ青嵐の仲間にも愛着も湧き、けれど共演者の名前までうまく覚えられずキャラ名辺りまでで記憶力の限界になっており…という程度の興味。

アプリゲームが出た頃、ちょうどスマホを持ち始めたのでこれも縁かと思い、いつかは青嵐のキャラも実装されるのではないかと待ち続ける日々も始まりました。

舞台♯2の辺りまではどうしても私の中で「佃井皆美さんの出ている好みな舞台」以上のものではなかったのだと思います。


そんなこんなの内に非常にメンタルの落ち込む出来事があり、遠出の気力はすっかりなくなり、なけなしの観劇の機会もその都度うまく外出をやり遂げられるか不安になるほど、耐えきれない気持ちの落ち込みに抗う日々が続きました。

青嵐スピンオフ舞台が決まった時も「作風が好みだったから嬉しいな」以上の感想は当時特に無く、

また当時、年末に抜けにくい職業だった私には行こうにも行けない日程でもあり、「それを押してでも行く」という程の気力はありませんでした。


青嵐BG上演決定~開幕までの期間に私が以前から好きなゲームシリーズの2.5舞台があり、推しキャラのキャスト名の文字列に既視感を覚え、

調べたら青嵐の柳小春役の子だと判明し「ああ、あの子がこのキャラを演じてくれるんなら安心だ」と喜んだのをきっかけに、

それまでまだ少しうろ覚えだった皆美さん以外の青嵐メンバーのキャスト名をやっとはっきり記憶するに至りました。

好きな作品の好きなキャラに安心のキャスト、となれば観に行く気力も強めに湧きましたし実際観に行き大変満足しまして、

やはりこの人たちの出る青嵐舞台はできれば生で観たかったなあ、と残念に思う程度にはBG舞台に向けての気持ちの下準備が整い始めたのが2020年の秋ごろ。


スタリラにも着々と実装の下準備がされたり新曲が出たり、せめて舞台の配信は無いかと情報を追い続けたり、

少しずつ積極的にスタァライト界隈を覗き込むようになり、スタリラへの青嵐実装で情報量が増え愛着が増し、

めでたく決まったBG公演の有料配信(コロナで一部公演は中止になってしまったけれど、なんと全公演配信あり)で、

この頃は本当に熱に浮かされたようで、とてもとても楽しかったです。

少し気を抜くと落ち込みの原因を思い出してしまい、息をするのも苦しい日々でしたが

この時は本当にポジティブな気持ちでそれらを忘れていられたので。


青嵐BG公演で描かれた青嵐の生徒たちの姿は♯2での姿よりずっと等身大に近い10代の少女達で、

アニメや聖翔の物語より少し現実に寄った「演劇と向き合う高校生」の姿が垣間見えて、

私にはそれがとても眩しく愛おしかった事も強くのめり込んだきっかけでした。


今も昔も私はただの舞台好きで、舞台裏の世界も客視点から多少垣間見る程度の経験しかなく、

10代の頃触れた演劇の世界に、自分も入れないかと一度は選択肢に入れた程度には憧れていて、

けれど演劇部の扉すら開くことなく、同い年だった頃からどんどん「若い子供達」になっていく演劇少年少女を特集番組で眺めたり

演劇関係者の語る昔話に耳を傾けたり、ただずっと遠くから眺めているだけだった私には無い青春の姿だったけれど、ある意味懐かしくすら感じる世界だったので。

高校生の私がもし諦めずに演劇部の扉を叩いていたら、かえってこの物語は楽しめなかったかもしれないな、とも思いますが。(向いていなかった事は自分が一番わかっています)


思い詰めて視野が狭くなってぶつかり合ったりうまく向き合えなかったり、小春たち10代少女の真剣な思いの物語を愛しく思う反面、

私自身は高校生当時こんなにも真剣に何かに打ち込んだりぶつかったりはせず、歳相応の悩みはあれどただモヤモヤと抱えるだけの高校生活で、

ただそんな生活の中で今も記憶に残るのが、掛け持ちで入っていたコーラス部として文化祭の舞台に立ったこと、(氷雨ちゃんとは違い友人に誘われてののほほんとした活動でした)

市内の高校が集う芸術祭できちんとしたホールに立った事、暗い舞台袖でもうダメだもうダメだと緊張していた事、大勢を前にして歌った事

もしかしたら夢だったかのように記憶しているのですが、当時持ち始めた画質の悪いデジカメに残っているリハーサルで笑っている友人や、

この場所を記憶に残したいと撮ったホールの天井や座席の写真が、本当にあった出来事だったと記憶を繋ぎとめてくれています。

(余談ですがこの時のホールは舞台公演にも使われる為、青嵐さんこいち&八雲先生役の方々が全員それぞれこの会場の舞台の上に立たれた事があるのが私は少し嬉しいです)


1曲2曲歌いきるのが精いっぱいで、もう卒業後は二度と人前で歌うような活動はするまいと決めたノミの心臓の私でも、

その1曲2曲をやり切って褒めてもらった事は今でもずっと頭の片隅に残っているほど嬉しかったし、

こんな私とは比べ物にならないくらい出し物に向き合って稽古を重ねて仲間と連携していたであろう当時の演劇部や、

そうやって演劇の世界を志した人たち、作品世界の舞台少女や現実世界の演劇に携わった人たちは、どんな思いで舞台に臨んでいるだろう

そんな風なモノサシで振り返る事もあります。


青嵐の物語はそんな頃の私や、その後趣味の範囲で演劇を楽しみ舞台裏の苦労や工夫も興味深く聞いていた私にとって

眩しい憧れの欠片が詰まった青春の箱庭のような世界でした。


落ち込む日々は続いてましたが、「この舞台にはいつか生で駆け付けたい」という気持ちは膨らみ

2022年のDelight公演には平日泊りがけでついに現地へ駆け付ける事に。(※BG公演行きを阻んだ職場をこの時退職し、空白期間をフル活用していました)

この時青嵐3人は狂言回しのポジションについていた為楽しい位置取りが多く、滞在期間ほぼすべての公演を観て帰るという異常行動を観劇人生で初めて行ったわけですが、2025年現在何ら後悔は無いです。人生のハイライトとすら思っています。

この時の公演地、銀河劇場はスタァライトを見るきっかけにもなった佃井皆美さんを初めて生観劇で観た場所で、なんだかご縁も感じたり。

その後も少しずつ観劇作品数を増やしたり、遠出をしたり、無理に悲しい気持ちを抑えなくとも気楽に笑えるようになっていきました。


生きる上で辛い事悲しい事が無くなるわけでは無いですが、気持ちが深くはまり込んで息も出来ない時に

息を整えなおす手助けをしてくれたのが青嵐でした。悲しい気持ちを一時的にでも上回る愛しさをくれたのが青嵐でした。

私の好きなミュージカル作品の一つに「人生を生きるには夢が必要だ。苦しい時、悲しい時はここ(劇場)へいらっしゃい、寂しい時、嬉しい時も是非」という台詞が出てきます。

芝居の内容は様々で、楽しさで一時現実を忘れさせてくれるもの、苦しさ・悲しさや孤独に寄り添ってくれるもの、観客が今後生きる上で考え方を示してくれるもの、それらの作品を既に出来上がった映像等ではなく、目の前で空間ごと創り上げてくれる劇場と言う場所が、私は好きです。


いま、私は残念ながら気力より体力面であまり元気とは言えず相変わらず遠出の観劇は控え気味の生活にはなっていますが、

それでも2024年9月、青嵐BBを観たい一心でまた数日休みを取って劇場に通い詰めたのは良い思い出です。

青嵐BBだけではなく、佃井さんが擬闘補佐として開幕スタッフに入った劇団四季の新作ミュージカル「ゴーストアンドレディ」もこの機会に観た事が

この時の観劇体験をさらに嬉しいものにしてくれたと感じています。

どちらも舞台空間を愛する人たちの手や想いを作品世界の内外から強く感じる作品で、それを繋いだのが私の好きな佃井さんであった事も。

それも、役者と裏方という違う立場で作品と関わられていた事も。


所詮舞台の外側の人間の勝手な憧れである事は重々承知していますが、それでも演劇作品の力に私自身が長年魅了されていた事、

この数年、青嵐が私の拠り所になってくれた事、そこに私が10年以上観てきた女優さんが居続けてくれた事、

どういう言葉で表したらいいのかをずっと探し続けているのですが、今見つかる範囲の語彙では「感謝」しか出て来ないな、と

己の文章の貧困さを嘆いています。


青嵐の物語は区切りを迎えましたし、今後何かしらの再登場機会も可能性が無くはないとは思いますし、

作中の彼女たちの物語をもっとずっと見ていたいという気持ちに嘘は無いですが、

今回の物語を大切にそっとこのまま胸にしまい込んだ上で、今作の舞台に立った方々、関わった方々と

また別の舞台・別の物語で良い再会が出来たら良いな、とも思っています。

演劇が好きだな、というそれだけの事が宝物のように思える「舞台の舞台」、出会えて良かった作品でした。



(2025 12/26 書き終えるまでに1年以上かかってしまいました。 購入後も封印していた青嵐BBの円盤を年内にやっと再生しようと思います。)