波間
13
ああどうか
かなしみが ずっとそばにありますように
それは証として 瞬いている
そう でも覚えているの
あなたの声が
あなたの仕草が
あなたのくれたものが
今も これからも ここにある
だから
恩赦の如く手を合わせ
ただ それでも 愛している