ハンナ
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ウィッチ教、改めドーゲンス教の司祭。
若い頃から多くの学問を修めてきた、いわゆる天才。
型に嵌った考え方をひたすら学んでいく事に飽きてしまったハンナは、その昔に存在していたという「魔女」なる存在に次第に興味を惹かれていく。
魔女に関する伝記を多数読んでいくうちに、「魔女の起こした魔法というものを、現代の科学で再現することはできないか?」という好奇心が湧き起こる。
様々な実験を繰り返しその手応えを得た彼女は、「魔女の魔法を現代に蘇らせる」という信条を掲げ、多くの優秀(で奇抜)な学者たちを迎えたウィッチ教を設立するのであった。
(両親とは特に不仲ではないが、親の側はハンナの考え方がいまいち理解できず、ハンナの側はひたすら研究に没頭しているので、結果的には疎遠になっている。)
以前どこかで聞いた「高度に発達した科学は、魔法と区別がつかない」という言葉を気に入り、座右の銘として置いている。
ペイガンシスターズ内でも随一の危険人物。
おしゃべりで気さくな性格なので表面上は非常にまともだが、倫理観というものが発達しておらず、他人を平気で危険な実験に巻き込もうとする。
「科学の発展には犠牲は付き物。自身の研究を完成させることが最優先事項」という思想から来ている行動原理であり、本人に悪気は特にない。
ポリスシスターのマーシェが今なおペイガンシスターズ内にいるのも「ハンナの暴走を見張っておく」という意味合いがかなり大きいらしい。
突拍子もない発言も多く、よく他メンバーからツッコミを入れられるコメディリリーフとしての活躍(?)もしている。
魔女のイメージから「セクシー系お姉さん」という立場になりたいようだが、本人のボディラインなどの問題もあって空回りしているのが悲しい実状である。
ジュディスとは彼女がサイキック教を設立してから間もなく知り合っており、霊能力に何の偏見も持たずむしろ興味を持って積極的に接するハンナは、人付き合いの苦手なジュディスにとっても大切な友人となっている
お互いに他人に理解されづらい、神秘主義的なものを追求している点も共感しやすい部分のようだ。
・戦闘スタイル
魔女の魔法を模した科学兵器。
自身の開発したジェット噴射で飛ぶ特製ホウキにより空中を駆け回ることも可能。
・技
ホウキ型の小型ミサイル「ブルームミサイル」、デジタルデバイスにより黒猫・カエル・カラスなどを使い魔として呼び出す召喚術、触れた者をカエルにしてしまう「フロッグポーション」など。
・必殺技
魔女の秘薬(火薬)を集めることで作れる大型ミサイル「ブルームロケット」。