ヴァル
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クラッシュ教、改めライオット教の司祭(ヘッド)。
産まれた時に母親は亡くなってしまい、父親の男手ひとつで育てられる。
「一人でも生きていけるくらいの逞しさを持った一人前の人間になってほしい」という父親の考えにより、ヴァルは父親から剣術の訓練を受けながら育つ。
人としての厳しさと優しさの備わった父親はヴァルの憧れの存在だった。
しかしある日、突如として置手紙とともに父親が失踪してしまう。
手紙により父親の身に大きな危険が迫った、ということは理解できたが、行く先も何もわからない。
悲しみに暮れていたヴァルだったが、「こんな事ではいけない」と奮起。自身の足で父親の行方の調査を開始する。
その中でどうやらニクラス教が何かしらの関与をしているらしい事が掴めたが、更なる調査を続けているとニクラス教徒やポリスシスターが妨害をしてくるようになった。
業を煮やしたヴァルは同じくニクラス教に何かしら不満を持っている暴徒たちと親睦を深め、集結。
「体制の破壊」という信条を掲げ、父親の置いていった木刀を片手にクラッシュ教の司祭として暴れることとなる。
血の気が多くて喧嘩っ早い直情型の性格。
その一方で情に脆く、一度仲良くなった人間にはとことん協力してくれる一面を持つ。
「いつかは俺を超えて天下無敵になれ」という父親の言葉をずっと心根に置いており、クラッシュ教においても「天下無敵」をスローガンとして掲げている。
また父親がとある特殊な地域の文化に精通しており、ヴァルも当然のようにその文化に触れて色濃く影響を受けている。
突発的に小規模な戦いを繰り返すゲリラ戦・電撃作戦が得意。
マーシェ率いるポリスシスターとは幾度となく衝突し、何度も逮捕されては仲間とともに脱獄を繰り返している。
しかしながら双方ともにリーダーとしてお互いの才能を認め合ってはいたようで、ニクラス追放後は腹を割って話ができる間柄となった。
ポリスシスターと協力しあい、自警団のような立ち位置で街の治安復興に大きく貢献している。
・戦闘スタイル
木刀による剣術。火炎瓶・バイクによる一撃離脱戦法。
父親仕込みの剣術の腕前はとりわけ一級品。
・技
火炎瓶の投擲、木刀による強烈な斬撃「仏恥斬り」(強化版の「仏恥斬り・愚零斗」)、ラミラとの共同修行により編み出した「喝斗毘カット」など。
・必殺技
バイクで戦場を駆け回り敵を跳ね飛ばす「フルスロットル」。