すこし前の話になるが、あるとても実直な女性から身の上話をされたことがある。
どうしてそんな話になったのか、その経緯はもう忘れたが、彼女は私も「とても実直」そうな人間に見えたというのが、その話をしようと考えた理由だったという。ここでいう「実直」とは、日々まじめに働き、生活を行ない、不道徳・不正直的なものに対して、抗議の声を上げるとまではいかなくても、せめて黙って首を振り、彼らから距離を置くことが出来る、というくらいの意味である。
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「ささやかだけれど、誰かのなにかの、役に立つものを」――そう心がけること。