2025.11.27
【事務局おすすめ】小説特集2025年11月
こんにちは、クロスフォリオ事務局です!
今月の「小説」特集では事務局おすすめの5名のクリエイターによる珠玉の作品をご紹介いたします。
この特集を通して、あなたにとって新たな出会いや発見があることを願っております📚
キーワード
#本たちのヒミツ #ショートショート #ほのぼの
あらすじ
読書好きの青年は、沢山の本を収集していた。
そんな本たちには、ある秘密があって——?
事務局レビュー
すこし不思議な本たちの物語です。
優しい筆致で紡がれるほっこりしたお話が素敵で、気軽に楽しめるショートショート形式の良さが光る一作でした。本好きの青年と本たちの穏やかな関係性に、読めば癒されること間違いなし。一日の終わりに、あたたかい部屋でゆっくりと読みたくなるような作品です。
ほのぼのとした優しさに溢れた本作は、忙しい日常の合間にぴったりです。ぜひご一読ください!
キーワード
#ドレス #衝撃のラスト #感動
あらすじ
谷の街セルナータの坂の上にある小さな仕立て屋「マーガレット」の店頭には、年中、ウェディングドレスが飾られている。店主ケイトはそのドレスを売るつもりはなく、そして廃棄もできずにいた。
ある日、ケイトは開店準備の最中に少女ミランダから声をかけられる。
――朝霧に覆われる谷の街で花嫁を化粧(けわ)う話。
事務局レビュー
非常に読みやすく丁寧な文章が魅力的な一作です。読者のことをよく考えている構成で、情報の出し方や物語への惹き込み方が非常にしっかりとしており、筆力の高さを強く感じます。
谷の町で仕立て屋を営む店主・ケイトが頑なに手放さないウェディングドレスに隠された秘密がもたらす、哀しさと美しさが同居した衝撃のラスト。心に響く結末と、心地よい読後感が素敵な作品でした。ぜひご一読ください。
キーワード
#BL #もどかしさ #悲恋
あらすじ
彼が好きだ。どうしようもなく。
気づいて間もなく、この恋に未来が無いことも自覚した。
事務局レビュー
主人公・五条葵は名前のせいで小さい頃からからかわれがちで、そのたびに幼馴染の大水蓮に庇ってもらっていた。そんな葵が蓮に抱く感情は、憧れだけではなく——という、青春BL作品です。
同性であるがゆえに想いを隠し続けなければいけない切なさが染みる一作でした。本作の続編であり、大水蓮の視点で描かれる『昨日殺した愛』も読むとさらに楽しめること間違いなし。ぜひ両作あわせてご一読ください!
キーワード
#短編 #ガールミーツガール #日常のワンシーン
あらすじ
仕事一筋の梓さんと、ぼんやり生きてる華恋ちゃんが出会うだけの話です。これからどうにかなったりならなかったりします
事務局レビュー
キレイ系社会人OLお姉さんとぼんやり系女子の主人公という、異なる世界で生きている2人の人生が、1杯のコーヒーからふいに交わる百合短編です。ぼーっとした主人公らしい語り口の軽さが魅力的で、買ったばかりの服をコーヒーで汚されたのに、すぐに「お姉さんとの思い出」とポジティブに捉えようとするマインドに思わず笑ってしまいました。出会いのシーンのみの短編ですが、2人のこれからに思いを馳せたくなる一作です!
キーワード
#冒険者 #ファンタジー #言葉遊び
あらすじ
「誰でもできるような護衛で日銭を稼いでいる。何が冒険なのだ?」
事務局レビュー
護衛対象である商人の一言をきっかけに、「冒険者とは何か」を語る短編作品です。言葉遊びを交えた、ユーモラスな語り口が光る一作でした。魔王を倒しに行くのでも、スローライフを送るのでもない、とりとめのない会話に時間を費やすだけの、冒険者たちの地に足のついた日常の"ゆるさ"がとても素敵です。
この作品が気に入ったら、ぜひ同シリーズ『冒険合間の冒険者』の他作品もお楽しみください!
他にも沢山の小説が投稿されていますので、是非素敵な作品に出会ってみてくださいね!
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