こんにちは、クロスフォリオ事務局です。
今回は、クロスフォリオ出版より配信中の『トドック配達日記 なぎ風をとどけて』 をご紹介いたします。
北海道の暮らしを支える宅配システム「トドック」。
その現場で生まれる“ささやかなドラマ”を、マンガという親しみやすい表現で丁寧に描いた作品です。
マンガだからこそ伝わる、配達担当者と地域の方々との温かな交流や、働く人々の日常にある小さな喜び・葛藤。
読むほどに、人と人がつながる仕事の尊さがふわりと心に残ります。
第1話公開以来、SNSを中心に
「毎回泣いてしまう」
「読んだあと心があたたかくなる」
といった声が広がり、幅広い読者に愛されてきました。
また、配達担当者の皆さまからも 「自分たちの仕事に誇りを持てた」 という反響が寄せられるなど、現場をリアルに描いた点でも共感を集めています。
連載開始から今日まで、変わらず多くの支持を受けている本作ですが、電子書籍化によって、より手軽に楽しんでいただけるようになりました。
心にそっと寄り添う6つの物語を、ぜひこの機会にお楽しみください。
■作品紹介(全6話)
©エアーダイブ/コープさっぽろ/クロスフォリオ出版
第1話『僕の大切な6分間』
著者:エアーダイブ
価格:110円(税込)
海の街・小樽で退屈な日々を送っていた小松岡。「できるだけ人と関わらずに生きていきたい」――そんな理由から選んだのは、コープさっぽろの宅配システム「トドック」の配達の仕事だった。ところが、彼を待っていたのは、予想に反して毎日多くの組合員とのふれあいの連続。そっけなく始まった仕事の日々は、少しずつ思いがけないぬくもりと向き合いながら、彼の人生に静かな変化をもたらしていく――。
©田川とまた/エアーダイブ/コープさっぽろ/クロスフォリオ出版
第2話『私たちの大切なルール』
著者:田川とまた
価格:110円(税込)
人は皆、裏がある。そんな“性悪説”を信じて生きてきたシングルマザーの吉田は、愛する息子・新(あらた)を守るため、「我が家のルール」を決めて日々を懸命に生きていた。ある日、思いがけず新と衝突し、言い合いになってしまった矢先、彼女のもとにトドックの配達担当者から一本の電話がかかってくる――。
©ヤマモトマナブ/エアーダイブ/コープさっぽろ/クロスフォリオ出版
第3話『あなたの顔が浮かぶ味』
著者:ヤマモトマナブ
価格:110円(税込)
単身赴任先でひとり静かに暮らす倉永。毎日の食事は、コンビニで買ったインスタントラーメン。家族のために働く日々の中で、自分のことはつい後回しになっていた。そんな彼の暮らしぶりを見かねたのは、同じマンション「メゾン・ド・しおかぜ」の住人たち。ある日、彼らは倉永にコープさっぽろの宅配システム「トドック」を勧める――。
©あづち涼/エアーダイブ/コープさっぽろ/クロスフォリオ出版
第4話『他愛もない時間』
著者:あづち涼
価格:110円(税込)
不動産会社に勤める滝野は、毎日昼休みになると自宅へと足を運び、寝たきりの妻のために食事を用意する生活を続けていた。仕事と介護を両立させる日々は決して楽ではなかったが、それでも彼にとっては当たり前の“日常”だった。そんなある日、心配した娘からコープさっぽろの宅配システム「トドック」の利用を勧められて――。
©鴨修平/エアーダイブ/コープさっぽろ/クロスフォリオ出版
第5話『ドアの先にある未来』
著者:鴨修平
価格:110円(税込)
大学生の瑚子(ここ)は、重度の人見知り。オンラインゲームの配信中は饒舌に話せるのに、対面では緊張してうまく言葉が出てこない――。そんな自分に焦りを感じながらも、将来のことを考えるのが怖くて踏み出せずにいた。ある日、学校帰りにふと目にしたのは、小学生をさりげなく助ける「トドック」の配達担当者の姿。その何気ない行動が、瑚子の心に静かに火を灯し、少しずつ世界の見え方を変えていく――。
©エアーダイブ/コープさっぽろ/クロスフォリオ出版
第6話『僕たちのつながる心』
著者:エアーダイブ
価格:110円(税込)
人との交流が苦手な小松岡にとって、黙々と業務に向き合える宅配トドックの仕事は“自分に合った職業”だと感じていた。しかし、冬の小樽はそう甘くない。深く積もる雪に足を取られ、1軒あたり6分以内という配達ルールを守れず、ついにはクレームが発生してしまう。思い通りにいかない現実に、静かに打ちのめされる小松岡。けれどその先に、彼を少しずつ変えていく小さな出会いが待っていた――。