珍しく小南が来たかと思えば、サツキに大蛇丸の部屋を掃除しろとの事だった。他に用事は無いらしく、早々に帰って行った。その方が良いが、サツキはもう少し話していたかったようでがっかりしていた。サツキは飛段を駆り出して掃除に取り掛かった。そこまでは良かった。次に来たのは幼児を連れた飛段だった。その幼児はサツキだと瞬に分かった。だがその子供は今にも泣きそうだ。あぁ待て、2人して泣くんじゃない。兎にも角にも、サツキを泣き止ませ、警戒心を解くことに全力を注いだ。
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愛し方が分からない