黒丸双紙 本編
偉くもない歴史にも刻まれないただ自分の日々を生き抜く彼らのお話
江戸時代の平和な架空の町「灰色町(かいしきちょう)」、ここでは父の薬代のために義賊(ぎぞく)の真似をするちびっ子とその夜歩きを心配し阻止する岡っ引きによって夜の追いかけっこが繰り広げられていた。人々の寝静まった頃に人知れず紡がれていく、時にやさしく、時に厳しく、時にゆるゆるなお話。
偉くもない歴史にも刻まれないただ自分の日々を生き抜く彼らのお話