十二月、春を迎える前。「——好きだ」遙に告白される、そんな夢を凛は見た。意味を見出すとすれば、遙の合格発表が迫っているせいだろう。数日後、遙から大学に合格したことを伝えられた凛は、「合格祝い」と称してある場所に誘うが——。
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ポラリスの欠片