政治に意欲を燃やす伯父、そして同母の兄たちに囲まれ、藤原兼家の末っ子として気ままに暮らす藤原道長。

のちに「望月の欠けたることもなしと思えば」と詠んだ彼も、若き日は政治的野心など持つこともなく、ありきたりな貴公子として面白おかしく生きていた。

そんな彼が、ふとしたことから失脚したかつての左大臣・源高明(醍醐天皇の第十皇子)が残した姫を知ることになる。


姉の助力を得て無事夫婦となれたふたりだったが、彼らを取り巻く政治情勢は新婚生活にも影響を及ぼす。

公卿の子息であれば避けられない結婚と政治の深い繋がりに、ふたりもまた絡め取られていく。

そして、道長も決して”野心のない男”ではなか

った。



★明子ガチ勢による藤原道長×明子の歴史創作です。


こんにちは。前世は明子の女房です。

これはコミティアで発行したもので、まだ全然完売してないのですが、現在の大河での扱いが血の涙を出すほど悔しいので、公開します。

(同人誌版は後半は資料とか考察ページになっていますが、ここでは小説のみです)

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はなのかんむり~『御堂関白記』より(平安・歴史創作)

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