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2024.01.01 01:21

出張編集部に行ったはなし:2

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※文字書きの方で、東京コミティアの出張編集部が気になってる方がいるかと思ったので、OFUSEの記事をこちらにも転載します。

 今回は2023年5月7日の記事です。



2月のコミティアの時も出張編集部に行ったのですが、

今回のコミティアも出張編集部に行ってきました。

がんばって2件の編集部にお邪魔しましたよ。

ざっくりと行ったときのようすとか感想とか書いていきますね。


1件目


こちらの編集部は2月にもお邪魔したところです。

小説のレーベルもあるとのことなので、ここは安心してお邪魔できました。

今回は、先日エブリスタの執筆応援キャンペーンで入賞した作品を持って行きました。

2万字のやつですね。

前回は2万字の物を持ち込んで全部読んでもらえたのですが、今回はパラ見という感じでした。

この作品の弱いところを聞いてみた感じ、「つかみが弱い」とのことでした。

たしかに、ぬるっとはじまってぬるっと終わる感じの話だ……

ただ、そのお話を製本した物は、出版社の方へ持ち帰って検討してみますとのことだったので、前回よりは進展があったかなという感じです。


編集さんのお話では、単行本を作るのに330ページくらいにしたいとのことで、それだと文章量が15万字くらいが理想ということでした。

ただ、それ以外にも6~8万字のものや、学校の朝礼でやる朝読書用の短編、販促に使うリーフレットに載せる2000~300字程度の短編なども需要を見込んでいるとのことでした。

なので、サイト掲載用に3~6万字の作品を、朝読書には1分で読める300字SSを、そしてもちろん2000~3000字の作品も書けるという話をしたら、その都度驚かれておもしろかったです。

そうだよね……短編書ける人は短編ばっかだし、長編書く人は長編ばっかだもんね……!


というわけで、こちらの出版社は参考になるお話もありつつ、好感触でした。


2件目


こちらはウェブトゥーンの原作を募集しているといった感じの編集部でした。

まずはウェブトゥーンに興味があるかどうかを聞かれたので、システムとしては興味があるというお話をした後に、前回他の編集部で好評だったお話を読んでいただきました。

ただ、こちらもパラ見といった感じで、ちょっとアピールできなかったかなという感じです。


こちらの編集部の編集さん曰く、文章や設定は良いのだけれども、「キャラ描写が薄くてどんなキャラだか想像しづらい」という点を指摘されました。

わかる……!キャラ描写省きがちだ……!

あと、この出版社さんの方向性の都合で、できれば女性主人公で女性に共感される物がほしいとのことでした。なるほどな。


そのござっくりとウェブトゥーンの制作過程の話を聞いた感じです。

とりあえず、また新しい企画案があったら持ち込んでくださいとのことで名刺をいただきました。


これは余談なのですが、ウェブトゥーン原作志望の人は、キャラクターデザインなど描けるとと助かるそうです。それはそう。




というわけで、今回も自分の弱みを指摘していただいた形になりました。

今のところ、私に出てきている改善案は以下の通りです。


世界観の説明をしっかりやる

フェチを恥ずかしがらずに出す

出だしのつかみを強くする

しっかりキャラ描写をする


大体の物は説明不足に起因している気はしますが、今後このあたりを意識して書いていきたいです。

ちょうど今、暖めているプロットがあるので、そのお話では「出だしのつかみ」と「キャラ描写」を意識してみようと思います。

そのお話はweb公開するかどうかわからないのですが(センシティブな内容のため)、本にはしますので、本になった際はよろしくお願いします。