検索結果
合計55件
Tags
白川 譽
夏雨去って天蓋捲ったレンジ蒸し
花花の都や春の伊吹山
星月夜女優ライトが妻を向く
デコポンの日焼けた肌をあん摩する
粗塩の大波スイカ乗りこなす
漆喰がさもくずるるや八月の青
凩がこすい私の頬を張る
祖父の手の金柑は未だほろにがく
落ちてくるいの一番にいがぐりが
ビーカーに生姜湯をポ。注ぎみる
木曽の路おい待ってくれてふてふや
黒アリを避け横道に逸れる百合
きりぎりす今楽しい歌それは宵
日をその背夏青々し飯野山
どん天下なお鮮烈な銀杏のい
初鏡羽より軽し純白ロリィタ
大都会聞かすせつなの千鳥声
夏の富士アサギマダラの別荘地
渡り鳥一矢となりて股かける
血走った目をぬらめかせ割れ石榴
欣志(yoshiyuki)
Jenny(文系絵まとめ)
待ちぼうけ青鶯とせつな声
絵双六余人の手ばかり気を揉んで
湯豆腐に息を吹き込み眼鏡もく
朝顔やいのちのいの字背で諭す
暖簾かなつららをみあげ屋根もぐる
進路室傲慢な案山子退路立つ
すーぴかと昼寝す部屋に猫2匹
蝉でさえ他出控える猛暑の日
手が紅葉駆けた我が子が膝に座す
祇園橋歳の数だけ苔茂る
黄の花や一斉に仰ぐ春の青
生き急ぐ虫を探せば風鈴か
オレンジに顔を顰めるお猫様
街に立つ菫のいぶき芳しく
蓑虫かお布団に身を巻かれた子
ゲレンデの深愛なる彼お元気で
時雨かな鶏そぼろにも癇癪を
さわ花野セーラーこしょこしょ多幸色
秋の夜頬張り付かぬ隙間風
かまくらか白くくぐもる幼な声
めぐるぐる青を旋回赤蜻蛉
だいだいの絨毯踏みしめ遊ぶ子ら
紅葉の木東京タワーと張り合って
桔梗咲き寄る辺埋まった故郷の土
神の留守畳へり踏む古紙雑誌
キャンドルの輪郭舐める露伝い
補色かなまだ淡い秋と深緑